広島県呉市「石崎動物病院」

動物に優しく思いやりのある診療をモットーに

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2009年03月21日(土)

抗体検査の報告書 [News]

この度、当院では、3年間に渡り、毎年、犬約600頭、猫約120頭の抗体検査を行いました。この検査を始めたきっかけは、「人では、毎年ワクチン接種をしていない!」また「アメリカの州によっては、3年に1回接種である。」そして「アメリカの自然派獣医師団体は、ワクチンを射つことで病気の発生をまねくので射つべきでない!とまで訴えている」などの疑問からでした。

以下が調査した項目と結果です。

●検査内容
犬は、@ジステンパー Aパルボ 
猫は、@ヘルペス Aカリシ B猫伝染性腸炎
それぞれで、以上のいづれかが引っ掛かった場合を接種必要としました。

●平成18年は、犬では、ワクチン接種が65%で不要でした。
猫では、71%で不要でした。

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●平成19年は、犬では、同じく65%。猫では、71%がワクチン不要でした。

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●平成20年、犬では、さらに同じく65%で不要。
猫では58%不要でした。

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●結論
犬、猫共に、おおよそ6割でワクチン接種が不要でした。
検査例の中には、3年間接種不要のケースもあり、毎年の過剰接種を避けるためにも、抗体検査確認後、ワクチンの再接種を検討することが、体に優しい良い方法だと分かりました。

つまり「6割以上で、ワクチンは、毎年射つ必要がない!」しかし「個体差があるので、個々に抗体検査で調べる必要がある!」と結論づけられました。


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16時21分


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