広島県呉市「石崎動物病院」

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2013年04月28日(日)

犬の総胆管の閉塞 [News]

●プードル ♂ ケン 7歳
「いつも凄く元気なのに突然勢いがなくなった・・・」の主訴で来院されました。身体検査では、発熱、黄疸、脱水。血液検査では、著しい炎症、肝酵素異常、白血球増加がありました。急性膵炎を仮診断し、点滴に蛋白分解酵素阻害剤を混ぜて投与することにしました。

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●超音波所見
総胆管のサイズは、犬<3mm(通じ生みえない)猫<4mm(通常見える)です。ケンちゃんのサイズは4.5mm有りました。総胆管の閉塞は、膵炎、胆管結石、腫瘍などが考えられます。早速、調べた膵炎の検査値は正常でした。となると胆嚢内で影を引く結石らしき像が気になりました。

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●治療変更
急性膵炎を仮診断して進めていましたが、特異検査では結果は陰性でした。次に総胆管閉塞を考慮して、胆嚢の収縮を促進する薬に切り替えました。

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●2週間後
肝酵素、炎症、黄疸値が全てが下がりつつあり、普段と変わりない状況になりました。胆管サイズも正常にもどり、胆嚢内の結石らしき像はなくなっていました。引き続き超音波で経過を追いながら完全回復まで定期的に来院いただく予定です。

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15時45分


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