広島県呉市「石崎動物病院」

動物に優しく思いやりのある診療をモットーに

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子猫の結膜炎 [News]

●結膜炎
子猫に生じる結膜炎の主たる原因は、ウイルス感染(猫風邪)からくる2次感染です。著しい結膜炎を放置していると眼瞼が目脂(目ヤニ)で閉鎖され、角膜が溶解して失明してしまいます。

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早期に眼瞼の閉鎖を解除して、眼を洗浄して適切な抗生物質を使用することが大切です。この際、角膜潰瘍、破裂がある場合には軟膏を使用してはいけません。

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上記のケースは、結膜炎が著しく、長期の眼瞼閉鎖のため角膜が溶解して穴が開いたいてため、既に失明していました。

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鳥の疥癬症 [News]

●疥癬症
犬、猫と同じく鳥にも疥癬の感染があります。同じ様に特徴的なのは、私はメロンパンと表現しますが、皮膚が「ゴワゴワ」としてくること、非常に痒みが強いことが特徴です。鳥の場合には、嘴、眼球周囲、足に上記の症状が起こります。

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●治療
週に1回、駆虫薬を処方すると4回ほどで改善されます。
残念ながら著しく変形した嘴は、駆除後に元に戻らなくなることがあります、早期に治療することが大切です。

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●7日後
少し綺麗になりました。

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犬の慢性肝炎 [News]

●慢性肝炎とは?
犬の肝炎は急性、慢性、小葉細胞型、肉芽種性、好酸球性に分類され、臨床で問題となる慢性肝炎が66%を占めます。その慢性肝炎は@銅関連性とA特発性に分かれます。特発性とは言わば原因不明ということです。

●診断
診断にはまず反応性肝疾患を除外しなければなりません。例えば膵炎、子宮蓄膿症、胃腸炎などでも慢性肝炎と同じ血液の異常値を示すからです。そして、さらにその除外診断を行った後に、慢性肝炎の2つの原因を鑑別するために肝臓の組織を採取して分類する必要があるのです。

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腹腔教で組織検査中

●治療
肝臓以外の病気が除外され、血液の肝臓酵素の異常値がいつまでも続いている場合などは、漫然と様子をみるのではなく、肝臓の組織検査をお勧めします。なぜ検査が必要かと言うと、慢性肝炎はタイプにより治療法が異なり、早期に治療を行えば改善されるからなのです。長期に放置して肝硬変に陥ってしまえば手遅れになります。

腹腔鏡を用いれば5mm×2ヶ所で採取でき、痛みはほとんどありません。躊躇して手遅れになる前に検査を行いましょう!


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