広島県呉市「石崎動物病院」

動物に優しく思いやりのある診療をモットーに

News

RSS1.0


2021年02月11日(木)

犬の中枢神経障害 ”脳漏れ症状” [News]

●パピオン ♂ パピ 10歳
「下を向いたまま、一点を見つめている」と3年ぶりに来院されました。

以前はアレルギー治療である減感作療法を行い、
その後痒みもなくなり調子が良くなり久しぶりの再会でした。

表情には覇気がなく、頭をうな垂れてほとんど動きません。
右目は涙の分泌が低下しドライアイとなり、
角膜が乾燥して色素沈着と目やにを伴っていました。
眼が揺れる眼振、くるくる回る旋回運動はありません。

画像(330x237)・拡大画像(333x240)

うつろな表情でした・・・・

血液検査は特に異常なし。
バイオレゾナンス測定では以下の異常が目立ちました。

*中枢障害×
*間脳×
*脳脊髄関門×
*髄液×
*病原体×
*腸内フローラ×
*大腸×
*ゴルジ体、リボソーム、リソゾーム×

これらは所謂、脳漏れ(Leaky Brain)状態です。

早速に薬膳と乳酸菌を選択して3週間分を処方しました。

●3週間後
「以前と同じように元気になった!」と報告を受けました。
確かに自らキャリーケースから出て来て尾を振ってくれます。
そして、うな垂れていた頭も「シャキッ」と上げています。

前回の重度項目は全て中程度に移行していました。
病原体はまだ存在しますので、
暫くの治療が必要と思われます。

根本治療である「腸漏れ」と「脳漏れ」の完全改善を目指して、
食事、環境、水に注意して頑張りましょう!

以前のページも参考にしてください。
「腸漏れによる犬の細菌性肝炎」
https://www.ishizaki-ah.jp/admin.php?ID=1296
「腸漏れによる犬の神経疾患」
https://www.ishizaki-ah.jp/admin.php?ID=1291


関連タグ :

08時01分


ページのトップへ

  • お問い合わせ
  • スタッフ募集
  • 石崎動物病院の日々

検索

キーワードリスト

最近の記事

リンク集

powered by a-blog

[Login]