広島県呉市「石崎動物病院」

動物に優しく思いやりのある診療をモットーに

News

RSS1.0


2021年05月26日(水)

私が腸にこだわる理由 [News]

●病は腸から
電気的には病は気からと言えますが、
発生学的には全ての臓器は腸から分化しており
殆どの「病気は腸(大腸)から始まる」と言っても過言ではありません。

人間同様に多くの動物達の大腸にカビが増殖し腸漏れ(リーキーガット)が始まっています。腸漏れが始まると入ってはいけない病原体・蛋白質・毒物が侵入し感染症、自己免疫疾患、癌などの難病や多くの病気の元になります。

画像(330x210)・拡大画像(471x301)

●腸漏れの要因
腸の上皮細胞を危弱化するのは、農薬、化学物質(塩素、鎮痛剤、保存料、安定剤、殺菌剤)、ストレスなどがあります。
抗生剤は化学物質としての弊害と腸内細菌叢を乱しカビの繁殖を許す害悪があります。一旦カビの増殖範囲が広がると手を打たない限り増殖領域を抑えることはできません。

そもそも人より賢くて40億年近く子孫を残し続けてきた微生物群に抗菌剤、消毒剤などを浴びせかける単純な方法で制圧することなどできる訳がなく、彼らはバイオフィルムと言うカプセルを形成したり、同族でコミュニケーションを取りながら遺伝子を変化させ排泄ポンプを作り出したり、あの手この手で薬の効かない耐性菌に変化してしまうのです。

化学物質・小麦の含まれない正しい食事選び、良質な水あるいは塩素を含む水道水の処理も腸を守る大切な事柄の一つになります。

また、多くの食物は遺伝子組み換え素材で占められています。小麦に含まれるグリアジンが上皮細胞に結合するとゾヌリンが分泌され腸の上皮細胞の結合(タイトジャンクション)が破壊され腸漏が始まります。

病気の元は腸漏れ!

●治療
まずは大腸に異常に繁殖したカビを見つけて乳酸菌などでカビを半減させます。次に特定細菌を増加させて残りのカビを食べてもらいます。

他には正しい食事の変更とミネラル不足を補助します。
最終仕上げは酪酸菌を増やし制御性T細胞を活性化して炎症を抑制し、アッカーマーシア菌を増やしムチン(粘液)を増加させて腸漏れ補助を行います。

元気できれいな便をしていても、生まれ落ちて数か月という若い時期から腸の異常が始まっています。
腸漏れから病気という作品が出来上がるには数年の時間を要します。バイオレゾナンス(生体共鳴)を用いて未病の段階で異常を発見し、正常化するこで組織の再修復は可能となり究極の早期治療になります。

●腸は根っ子
腸は植物で言うところの根の部分に当たります。
根に必要な条件は以下です。
@水⇒安心安全な水
A土⇒栄養(化学物質、農薬に汚染されていない食事)
B環境⇒住環境(特に現代は電磁波対策・抗生剤)

目に見えない部分の早期異常を発見し病気にならない生き方を目指しましょう!

19時44分


ページのトップへ

  • お問い合わせ
  • スタッフ募集
  • 石崎動物病院の日々

検索

キーワードリスト

最近の記事

リンク集

powered by a-blog

[Login]