広島県呉市「石崎動物病院」

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ホクロと見間違うダニの寄生! [News]

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●正式名 マダニ
一般的にダニと呼ばれる寄生虫です。日本では主に6種類のマダニが認められます。血液を吸うことで色づき、大きく拡大します。突然「ホクロの様なできものができてしまった!」と来院されることがあります。特に草むらへ散歩へ行くとくっついてしまいます。もし、ダニが見つかったならば、急いで引っ張って取る様なことはせずに、まずは冷静になって、ダニをつかんで(怖くなければ手でも良い)一方方向に回転させながら外します。外すとは、口が皮膚に噛んでいて、安易に引き離すと口だけがその場に残ってしい、炎症を引き起こします。ですから、回転が大事!病院に来られれば、一度ご教授しながら取り方をお見せしますが、何よりダニのつく環境であれば、ダニ駆除薬(必ず病院用)をつけること。そして、その環境にできるだけ近寄せないということが肝要です。

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広島県内では、非常に少ないですが、隣の県ではダニによる血液の寄生虫で命にかかわる大きな病気になってしまうことがあるので、注意が必要です。
ちなみに、右の小さなダニが血液を吸うと、上の大きなダニに変身するのです。
●処置
病院のダニ駆除薬を使用してください。首の後ろに滴下するタイプをお勧めしています、その効果は約1か月持続します。安全性は確保されていますが、できることならば、駆除薬を使用しないに越したことはないのです。しかし、土の上を歩く散歩(草むら)を犠牲にする方が良いか?ダニ駆除薬をつけない方が良いか?難しい判断になりますネ。


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口蓋裂(口の中の穴)の修復。 [News]

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●口蓋裂とは?
口の中に穴があいている状態を言います。
多いことではありませんが、先天的、事故などによる後天的原因があります。穴が開いているために食べ物がその穴から鼻に入ったり、時には肺に入りはすくなるために、穴をふさぐ必要があります。

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●術式
口蓋動脈を傷つけない様に注意を払い、両サイドに切開を加え、穴を新鮮創にして、鼻粘膜、口腔粘膜と別々に縫合します。通常、縫合糸は4週間ほどで糸はとれます。
口は血行が盛んなので、切開でかなりの出血が見られますが、逆にその血行の良さが傷の治りを早めます。

●今回、先天的ケースでしたが、安心した麻酔を行なうために、しばらく発育を待ってから手術を行いました。術後、しばらく柔らかい物(肉)を与えますが、翌日から、痛みを感じない程食欲旺盛で安心しました。皆様に感謝です。


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シロの皮フ移植完了。 [News]

●「シロ」心開く。
何度も登場したシロちゃんでしたが、この度で皮膚移植が完了しました。
ノラのシロちゃんは、いつも、入院室から出す時には、猫パンチを食らわしては、「シャー!」と言っていましたが、最近は、ようやく我々に慣れて、飼い主さんと同じように、シロちゃんと呼べば「みゃ〜!」と言ってくれるようになりました。

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●第3病日
この部分の皮膚は、柔軟性が無く、皮膚移植が必要になります。

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●第20病日
今回は、パンチグラフと用いて再建することにしました。

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●第36病日
移植したグラフトが広がり、上皮を形成します。

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●第64病日
上皮の再生が終り、毛が生えて美しくなりました。

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●お疲れ様!
長い治療期間でしたが、晴れてシロちゃんは退院となりました。骨折、皮膚も治り、末長く無事で、健康に過ごしてもらえることを、祈っています。
せっかく、心を開いてくれたんだから、次回会った時にも、「ミヤ〜♪」と答えてね!お疲れ様でした。
スタッフ一同


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