広島県呉市「石崎動物病院」

動物に優しく思いやりのある診療をモットーに

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お腹ズルむけちゃいました! [News]

●ダイヤ ♂ 1歳6か月 黒猫
数日行方不明。元気食欲あり。帰宅してみるとお腹がズル剥けているのに気が付いたそうです。★今回は、面会になかなか来れない飼い主さんの為にこの記事を掲載しました。「飼い主さん見てますかー!?順調にいってますよー!」

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●初日
傷が開き足とお腹の筋肉が見えます。
先ずは、傷を綺麗にしてから縫合しなければなりません。

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●3日目
壊死組織が除去され、初日と比較すると随分と綺麗になりました。

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●6日目
傷全体が縮小し、さらに肉芽が綺麗に増殖してきました。もう化膿することはありません。

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●12日目
今日は縫合します。

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●縫合終了
約10日目に抜糸を行い終了です。
ご苦労さまでした。
今しばらく、心静かにお待ちください。


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肛門部の腫瘍、再発。 [News]

●ミー 13歳 ♂ ペルシャ

昨年(約1年前)に直腸にできた平滑筋肉で来院し、切除した内容を過去のホームページ「あれ?単なる直腸脱???」で紹介しましたが皆さん憶えていますか?
この度、再来院となりました。飼い主さんは、何かまたできたとは思っていたそうですが、色々と所要で病院へ足を運ぶことができずにいたそうです。私が、拝見した時には、以前とまではいきませんが、同じく大きな塊になっていました。「ガーン」とショックを受けましたが、なんとかしなければなりません。

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●片側直腸切除
胸部のレントゲン、腸骨下リンパ節の大きさを超音波で確認して手術を始めました。
直腸全体を引き抜くことも考えましたが、入り口部分に近く腫瘍の深さが浅いことから、片側の直腸を切除することにしました。

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●切除部位
完全切除の為、原則通り腫瘍から数センチの組織で切断しました。病理結果は依然と同じく平滑筋肉腫(悪性)でした。組織上でも、完全切除がなされていると報告がありました。

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●術後
術後暫くは、腸の突出がありましたが、日に日に治まり、良い便を自力で排出することも確認できました。飼い主さんの条件は「自力で良い便ができること」でしたので、これで帰宅ができます。

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●約束
ミーちゃんも既に13歳、心臓に逆流もあります。次回は、小さな病変で直ぐに病院へ駆けつけていただくことを約束して帰宅になりました。

ミーちゃん元気でね〜♪たまには見せてね!

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以前より若返ったミー


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ハムスターの断脚 [News]

●ハムスター 3歳 リボン ♀

右後ろ脚にできた腫瘍に最近気づかれたそうですが、既に巨大化していました。足を落とすことをお勧めしましたが、麻酔のリスクをお話しすると、なかなか踏み切れずに検討の日々が続きました。

しかし、数日もすると腫瘍部分を自らかじり、大量出血で意識消失状態で来院されました。もう迷っている段階ではないので、脚をかじらないように保護して、快復を願って7日後に手術の予約を入れました。

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●ハムスターの麻酔
当院では、ハムスターの麻酔は、先ず酸素化を十分に行い、それから、ガス麻酔(セボフルレン)吸引で行います。消毒の為に人間と同じ手順で行いますが、心電図、麻酔モニター、酸素飽和度メーターなどを装着できないので、麻酔管理は呼吸状況の観察が主になります。よって、術創部分を覆う消毒布は、透明なシートを使用しなければなりません。

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●術後
亡くなったように見えますが、まさに今、無事に手術が終わったところです。手術中に呼吸が止まることなく、また動くこともなく終わり皆でホットする瞬間です。

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かなり大きな腫瘍でした。この段階まで飼い主さんが気づかなかったのには問題がありました。ハムスターは、3歳ともなると癌年齢です。普段からよく観察して、肥満を防ぎ、できるだけ安全な食事を与えなければなりません。

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●術後3日目
飼い主さんの第一声は「とっても元気になりましたー!」嬉しい響きです。一時は失血で死にそうだったことを思うと、驚くほどに元気になっています。
無事に手術が終わり、元気な姿をみると何とも幸せな気持ちになります。
バンザーイ!


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