広島県呉市「石崎動物病院」

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院長ブログ

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ウサギの骨折 [院長ブログ]

●ルル、7か月、♀、ミニウサギ
外に出すこともなく、飛び降りることもない環境だったそうですが、帰宅すると足を引きずっていたそうです。
早速、触診すると腫れが触知され骨折が疑われました、続いてレントゲン撮影を行うと後ろ足の中間部分である下腿骨の骨折が判明しました。

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●手術
数日腫れが引くのを待ち、手術を行うことになりました。兎(げっ歯類)の場合は、犬猫と異なり一般的に気管チューブを挿管(内視鏡を利用してできないことはないが)を行わずに麻酔を維持するため、犬、猫と同等に安定して管理しにくいのが難点です。そうも言ってられないので、鎮静、鎮痛剤のコンビネーションを注射し、セボフルレン(吸入麻酔薬)で維持しました。
兎の骨はもろく割れやすいので、プレート固定、あるいは創外固定ではなく骨髄内にピンを入れます。亀裂骨折を起こしていたため骨を合わせる際にはその部分が欠け、多少ギャップが生じたことが残念でした。

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●術後
吸入麻酔を止めたら速やかに覚醒がありました。縫合創をかじってしまうのを予防するため、やはりカラーは必要になります。

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ルルちゃんお疲れ様でした。暫く安静をお願いします。


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猫の甲状腺機能亢進症 [院長ブログ]

●ミーコ 16歳 ♀ 三毛
主訴は「血尿と元気がない」でした。

●診断
尿検査、血液検査、臨床症状から甲状腺機能亢進症を疑い、ホルモン検査を行いました。結果は、予想通り甲状腺ホルモンが高値でした。

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●猫の甲状腺機能亢進症とは?
甲状腺とは、代謝をコントロールするホルモンを分泌するところで、亢進症によりホルモン分泌が増加すると様々な症状が出現します。代表的な症状は、体重減少、多食、嘔吐、下痢、頻脈、活動亢進(攻撃的)です。年齢は10歳以上に多く見られます。

●治療
治療は@外科による摘出Aホルモン合成を阻害する薬B処方食の選択肢があります。ミーちゃんの血尿は甲状腺機能亢進症と関係がないと思われますので、血尿は血尿で診断を進めていかなければなりません。

●注意点
甲状腺機能亢進症は、意外なところで症状の一つに消化器疾患があります。ついつい胃腸が悪いと思いがちですが、気を付けなければならない症状です。

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腎盂腎炎 [院長ブログ]

●腎盂腎炎とは?
上部尿路における感染症のことで、一般的に下部尿路感染症(膀胱炎が主)により上部尿路感染症(腎盂腎炎)が発生します。多くはありあせんが、腎結石により感染が引き起こされることがあります。
症状は、多くが無症状か血尿、感染尿を示しますが、下部尿路疾患と症状が変わらないため、早い段階で上部尿路感染を超音波検査でなどで調べる必要があります。

●超音波検査
超音波検査はとても有用で腎臓の形態、腎盂の幅、結石の有無などを観察することができます。
下記のケースは、副腎皮質機能亢進症を背景に持つ、腎盂腎炎のコッカースパニエルです。
 *腎盂拡張
 *腎皮質高エコー化

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●注意
副腎皮質機能亢進症(上記)、ステロイドの投与、慢性腎不全、糖尿病などの病気があると感染症を治癒させることができない、あるいは再発を繰り返すことになります。よって、基礎疾患を同時に治療していく必要があります。また、腎臓結石がある場合は、食事療法で溶解できるものは処方食を、できないものは外科的に摘出する必要があります。

●尿検査
尿検査は、時に血液検査より重要になります。
血尿が出る、尿が臭う、多飲多尿、尿が出にくい、腹部(膀胱)の痛みがある場合には、尿検査を必ず行いましょう!

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