広島県呉市「石崎動物病院」

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院長ブログ

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犬の甲状腺癌 [院長ブログ]

●メイ ビーグル ♀ 13歳
軽度のアレルギーと甲状腺機能亢進症で治療中でしたが、今回は、「喉の下が腫れてきた!」とご連絡いただきました。

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●頚部腹側の腫大
超音波検査と同時に組織検査を行った際に、既に甲状腺癌と診断がついていました。甲状腺癌は、血管が豊富で、浸潤性が強いため切除がしばしば困難と言われます。周辺組織を巻き込んでないことを祈って手術をおこないました。

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●甲状腺癌とリンパ節
左が付属リンパ節、右が大きく腫大化した右甲状腺癌です。
頸動脈からの分離に時間を要しましたが、周辺組織を巻き込むことが少なくカプセルごと切除できました。付属する頚部リンパ節の腫脹があったため同時に切除しました。

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●術後
翌日から通常通り食欲があり安心しました。3日間は入院いただく予定です。そして、これから免疫を増強して転移を防ぐことが新たなチャレンジになります。

●朗報
病理検査の結果は、腫瘤は被覆化されており腫瘍細胞の脈管浸潤はなく摘出は完全でした。また、腫脹したリンパ節に腫瘍細胞の転移、浸潤はありませんでした。朗報ですが、甲状腺癌は一般に増殖が速く気管、食道、咽頭へ浸潤傾向があり、遠隔転移することが比較的多い腫瘍と言われます。

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マムシに注意! [院長ブログ]

●ダッコ コーギー ♂ 4ヶ月
散歩の際に草叢に頭を突っ込んだ際に「キャン!」と声を発し、見る見るうちに顔が腫れてしまいました。犬種もわからぬほど変化しモルモットと思える様に変貌してしまいました。

今期これで3件目でした。マムシに咬まれると著しく腫脹します。そして特徴は2本の歯による2か所の傷です。通常、顔を突っ込むので顔面を咬まれたり、足に咬まれたりします。ダッコも鼻先に2つの明らかに咬まれた傷が分かります。

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●治療
抗炎症薬と西洋の漢方を処方しました。犬の場合は、人間と異なり、マムシに咬まれても大事にいたることはありませが、中には患部が壊死、また出血が止まらなくなるケースもあるようです。弱齢ですので心配ですが、出血も無く、患部の色の変化もありません。そして、病院では鳥のササミをバクバク食べました。念のため明日再度来院いただくことにしました。

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●注意
マムシは枯葉の集まる涼しい場所でとぐろを巻いていることが多く、散歩の際には、この手の場所には顔をつっこませないように管理することが大切です。そして、早めに来院ください。

回復後の写真です。
すっきりした元の顔に戻り、ご機嫌でした。

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猫の胃内異物 [院長ブログ]

●ミーちゃん スコテッシュフォールド 3ヶ月 ♀ 1s 
「帰宅してみると、餌の袋が千切れて散乱し、それ以降嘔吐が始まった」主訴で、胃内異物が疑われると他の先生からご依頼いただきました。
触診では、胃内異物を感じませんでした。また、紹介いただいた先生の撮影されたレントゲンでも異物はありません。嘔吐物に交じってフードの袋の破片がみられましたが、それにしても、やけに弱って不快な顔をしています。
まずは、点滴を行いました。その最中に嘔吐が一度見られ、その中に血液が混ざっていたので内視鏡で積極的に検査をすることに決めました。

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●内視鏡検査
1sの体重なので、食道における内視鏡挿入には注意が必要です。早速、挿入すると食道内に餌の袋の断片を見つけました。そして、胃に進むと、、、、最終的に16個の断片が見つかりました。

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●糜爛、出血
フードの袋の断片が短期(わずか12時間)に胃内に停滞しても重度な胃炎を起こすことが分かりました。通常、嘔吐によりこれらの小さな残骸は排出されるはずですが、噛み切った袋の断片が引っ掛かり排出されない状態になっていたのでした。
*映像説明:左に出血があり、全体に炎症が見られました。

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映像が悪くて恐縮です。

●処置後
不快な胃内異物をすべて摘出したので、術後はとっても気持ちよく寝ることができます。明日は退院です!

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標語;食事は、子猫の手の届かない所に置いておきましょう!


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