広島県呉市「石崎動物病院」

動物に優しく思いやりのある診療をモットーに

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実習生感想文 [News]

●7日間の実習を終えて
今回、一週間実習をさせて頂き、院長先生やスタッフの皆様の動物と飼い主さんへの深い思いやりとお心遣いがとても心に残りました。飼い主さんの疑問に対して、とても分かりやすい説明と共に、飼い主さんの方針や気持ちを重視しながらも、動物に対する最善の方法も提案していて飼い主さんの満足と動物の健康を共に大切にしている姿がとても印象的でした。
そして、東洋医学を用いた漢方療法や鍼治療を見学させていただき、患者さんの病気だけを治すのではなく、その後の健康の維持、予防を考えた全体を見る治療方針に感銘を受けました。

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また、看護師さんの職域の広さや、知識と技術の高さを感じました。石崎動物病院の深い思いやりの心と知識や技術の高さは私の目標にもなり、今後、日々努力し、知識や技術の向上に努めたいと思いました。
石崎動物病院の皆様には、本当にお世話になりました。
ありがとうございました。

岡山理科大学専門学校
動物看護学科 川本梨香子

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新しい麻酔器を導入しました! [News]

●ドレーゲル社 アポロ
この度、人医業界最高峰と言われる麻酔器を導入しました。麻酔管理は、モニター各種はもちろんのこと、麻酔器の質も大切な要素になります。
何よりこの麻酔器の優れるところは、一回の送気量が僅か5mlから設定可能であること、つまり新生児にも安心して使えることです。また、患者に合わせた呼吸管理を器械が行ってくれることにあります。また、モニターリングには、麻酔管理者の五感は欠かせませんが、麻酔器自身が炭酸ガス、酸素、麻酔ガス濃度を高い精度で測定できることで力強い味方になってくれることは間違いありません。
飼い主さんには、なかなかご理解いただけない地味な部分ですが、最高の医療を提供したい思いから、かなり無理して導入しました。

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●さらに狭く
今迄手術室で使用していた、麻酔器(omeda aestiva5)を手術準備室に移行することになりました。ただでさえ狭い部屋が、さらに狭くなり身動きできない状況です。私を始めスタッフの減量は必須条件になりました(笑)。

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理想は、のびのびとできるスペースのある病院移行ですね。

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犬の門脈低形成 [News]

●16歳 ダックス ♀ チャチャ
そもそも、皮膚を痒がる主訴で来院いただきましたが、身体検査で小さな乳腺腫瘍が2か所見つかりました。そして、乳腺腫瘍の手術に合わせて、子宮卵巣を同時に摘出することにしました。

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<下記写真>
中央部に卵巣動静脈を結紮したと思われる糸(矢印;↓)が見えます。左右共に糸が見つかりました、そして、子宮を探すも見つかりませんでした。つまり、飼い主さんのお話とは異なり、既に手術が行われていたことになります。

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●肝臓生検
術前に超音波で肝臓を検査していました。その際、低エコー性な散発的な異常が見つかっていました。血液検査では肝臓酵素の異常はありませんでしたが、カメラ画像の異常があり、急ぎ飼い主さんの許可を得て、肝臓生検、胆汁培養を行うことにしました。

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●培養結果
胆汁の培養結果は、陰性でした。慢性肝炎は感染性、非感染性分類があり、血液検査、超音波検査だけだは、肝臓の原因をつかむことはできず、上記の培養手技を行う必要があります。

●病理検査
乳腺腫瘍は、2ヶ所とも良性。肝臓は、原発性門脈低形成を疑う所見でした。門脈提携性とは、先天性疾患で、多くの小型犬で発見されます。病理学的には、門脈シャントとは鑑別ができませんが、全体の背景(チャチャの血液検査はほとんど正常値)を考慮して診断しました。

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