広島県呉市「石崎動物病院」

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犬のアレルギー(生体共鳴療法) [News]

●ジョディ ♂ G・レトリバー 7歳
飼い主さんの希望は消化管内視鏡検査でした。
その理由は・・・「数日前から嘔吐と下痢があり、他院の抗生物質処置で下痢は止まったが吐き気が未だ続くそうです。また、レントゲン撮影と超音波検査では胃内に不明な映像とガスが存在すると報告された」でした。

当院では血液検査異常なし、身体検査は外耳の赤みと軽度の肥厚がありました。消化管(胃、小腸、大腸)の触診は肥厚、痛みなどはありません。
次に周波数測定を行いました。

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●周波数測定結果
@エネルギー障害 
A経絡障害
B低周波、高周波汚染
C酸化
D有害物質汚染
E酵素不足
F胃、大腸障害
Gアレルギー
Hエストロゲン過多
I軽度の甲状腺機能低下症
J欝

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●アレルギー療法
触診、身体、血液検査、周波数測定から、胃と大腸の問題はアレルギーによるものであると仮診断し、今回の内視鏡検査は中止しました。

そして、アレルギー根本対策である減感作療法を希望されましたので、
早速に開始しました。
ちなみにアレルギー抗原測定では、66項目全てに異常がありました。
つまり、アレルギー発生の起因は、食事だけでなく環境、薬物、塗料など
多くのものが関与することが判明しました。

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●7日後
柔らかった便も正常に戻り、吐き気もなくなりました。
皮膚病があるとアレルギーと気付く飼い主さんも多いのですが、消化器(胃、小腸、大腸)眼、肝、膵疾患としても出現しますので、幅広い視野が必要になります。


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ジャンガリアンハムスターの臭腺 [News]

●ちょむひこ ♂ 1歳 ジャンガリアンハムスター
「お腹の真ん中が黒いことに今日気がついた」と来院されました。

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●臭腺
ジャンガリアンハムスターには、お腹の真ん中に袋があり、黄色い分泌物がたまっています。
「以前は黄色だったけど、黒くなってきた」理由は、分泌のサイクルが悪いと、脂質を含む分腺物質が空気に触れると酸化し黄色が茶色く変化してしまいます。

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臭腺をつまんで押し出すと、
茶色の分泌物の奥から黄色い分泌物が出てきているのが分かります。

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臭腺の役割は、縄張りのにおい付け、♀の誘引と言われています。通常手入れの必要がなく自分で行いますが、赤く腫れたり、常に気にしている場合には感染の可能性がありので来院ください。

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●周波数測定
採取した唾液で周波数測定を行いました。
@エネルギー不足
A経絡障害
B高周波障害
C酸化
D有害物質の汚染
E酵素不足
F食物、水の汚染など

問題点の対処法は個々に細かく指導させていただきました。
後は飼い主さんが実践するかどうかにかかっています。
遺伝病以外で病気を防ぐコツは、三種の神器(食事と水・住環境・ストレス)を整えることが大切です。

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子犬の低血糖 [News]

●ゲーリー 3か月 チワワ ♂
意識不明の緊急状態で担ぎ込まれました。

急ぎ頚静脈から採血し、前足に血管を確保しました。
血糖値は「Lo]、低血糖です。
ブドウ糖を急速注入、そして、ブドウ糖が添加してある電解質溶剤をゆっくりと機械管理で静脈へ送りました。

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低血糖症とは、血中の糖分濃度が著しく低下してしまう病気です。身体の細胞は糖あるいはケトン体をエネルギーとして活動しています。

実は、今回が2度目の低血糖でした。
2種類の異なる消化管寄生虫により低血糖が発生したのでした。寄生虫により腸管から十分なブドウ糖を吸収できなくなり、未だ微力な肝臓でのグリコーゲンとしの蓄え、あるいは中性脂肪への返還ができなくなるためエネルギーが枯渇し虚脱、痙攣症状が発生したのでした。

●1度目の低血糖症
検便によりトリコモナスを発見しました。
トリコモナスは原虫に分類され、健常な場合でも寄生していることもあり、感染している犬の糞から経口的に感染します。子犬では、粘液、下痢便が主症状です。

1度目は、低血糖を緊急処置を行い、翌日より元気に回復していました。そして、食欲が改善したところで駆虫薬を5日間処方しました。

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●2度目の低血糖症
1度目と同じく「昨日まではとても元気だったんです!」
と倒れた状態で来院されました。
検便を行うと1度目とは異なる寄生虫、ジアルジアが発見されました。
ジアルジアはトリコモナスと同じ原虫に分類され、同じく消化器症状(粘液、水様便)を起こします。

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●2時間後
仮死状態が嘘のように2時間後には蘇りました。
経鼻カテーテルから駆虫薬と天然ハチミツを投与し、その1時間後には鹿の缶詰をぺろりと完食しました。

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●注意点
子犬(特に生後3か月未満)は、急激な変化が起こります。
1度目の回復後に検便を行いましたが、その際には2度目の原因であるジアルジアは発見されませんでした。

良くお話を伺うと、便は少し緩い状態が続いていたそうです。特に子犬の場合は、元気、食欲があっても、柔らかい便が出る際には、寄生虫の有無を繰り返し検査することが肝要になります。

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