広島県呉市「石崎動物病院」

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2010年01月17日(日)

深い角膜潰瘍 [News]

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●角膜潰瘍
以前、皮膚病で紹介した「パコちゃん」。今回は角膜に深い大きな穴が開いてしまいました。皮膚のチェックに来られた時に見つけたのですが、飼い主さんが気付かないまま、既に大きく深い穴になって角膜が破れる寸前でした。早速、角膜縫合を行い、その上に3番目の瞼を被せて治癒を促しました。

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●結膜フラップ
一回目の手術では、角膜を完全に再生させることができなかった為に2回目は結膜を使った弁を角膜の穴に被せる手術を行いました。最初の手術より、この手術の方が直りが良いのですが、角膜の中央部に瘢痕が残り、視野を狭めてしまうので、あえてこの方法を選択しなかったのです。暫くして、このフラップを切断して、フラップの血行を絶つと血行を失ったフラップは、段々と小さくなっていきます。最後には、角膜表面に白い瘢痕となり治癒が完成します。

●短頭種
鼻の短い犬種(パグ、シーズー、ボストンテリア)は、目と鼻の距離が無いので、臭いを嗅ぎながらよく目を痛めます。散歩および家の中での環境に注意して、目を傷つけないように気をつけましょう!


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20時19分


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