広島県呉市「石崎動物病院」

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2014年06月18日(水)

犬の眼球突出 [News]

●ルナ ♂ 1歳
他の犬とじゃれあっている際におかしくなったそうです。眼球が飛び出して既に3時間か経過しているので心配でした。ダメージが著しい場合は、目が元に戻っても、神経障害のために涙が出ない、瞬きできないなどのしょうじょうから、眼球を摘出するケースもあります。

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●整復
早速、麻酔を施しました。
眼球を眼窩におさめ、第3眼瞼で圧迫を行いました。眼瞼切開を行わずにできたことは朗報です。

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●7日後
腫れていた結膜が引き、眼球が左右対称になりました。

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●とにもかくにも速やかに
眼に著しい外傷を受けていない単頭種の眼球飛出では、速やかに対応すれば、良好な経過をたどるのが普通です。今回は、3時間経過していたために、中程度の結膜腫脹と充血があり心配しました。14日後の経過では、視力は確保されていました。しかし、ドライアイが発生していたため、今後の経過観察と点眼が必要になります。

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●30日後
ドライアイも回復し、術後に発生した基底膜障害も治癒し、無事に復活しました。

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めでたし、めでたし。


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19時18分


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