広島県呉市「石崎動物病院」

動物に優しく思いやりのある診療をモットーに

院長ブログ

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猫の膿胸 [院長ブログ]

●チャー子 ♀ 2歳 日本猫
「脇の怪我!?」で来院されました。

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検査するも外傷はなし。39.9℃の発熱、開口呼吸を伴う呼吸困難が著しく、急ぎレントゲン撮影を行い胸水を確認後、麻酔下で緊急処置を行うことになりました。

※レントゲン写真(下)
胸部は空気で満たされているため黒く移りますが、白い部分が70%以上占め重度の呼吸困難が想像されました。

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胸水の成分は膿でした。
右70ml、左100mlが抜去できました。

●処置
周波数測定では細菌性肺炎にヒットする漢方薬を探して直ぐにスタートしました。
翌日から食事を食べ始め、熱も正常化、周波数測定で大腸菌による膿胸と仮診断しました。

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●問題発生
胸からの胸水の量も低下し順調に思われましたが、11日目から発熱(39.7℃)、食欲なし、胸水から嫌なにおいを発するようになってきました。

感染源の細菌を精査すると、大腸菌は消えましたが、あらたに緑膿菌の感染が見つかりました。周波数測定では漢方薬無効、緑膿菌定番の抗生剤が効果なし、唯一見つけた抗生剤で再度治療を開始しました。

幸いに測定通りにその抗生剤が功を奏し、胸水の量、臭い、色が徐々によくなってきました。いつまた菌が耐性を得てしまうのかと不安ですが完治までもう少しと思われます。

●真の原因
この膿胸例の大元の原因は、腸の漏れ(リーキーガット)と思われます。腸の上皮細胞間間が開いてしまい、そこから腸内に存在する大腸菌、緑膿菌などが侵入してしまった訳です。
通常免疫細胞が正常に働けば処理されますが、酸化型の体質になっていると免疫細胞は働けません、逆に病原細菌達は勢いづくことになります。

昔と異なり化学物質(食材に含まれる抗生物質を含む)と日常的に接している状況では細菌が知らぬ間に耐性を獲得してしまう可能性があります。

以下の事柄を日常的に意識しながら守る必要があります。
@小麦の入っていない食事を選ぶこと
A遺伝子組み換えの入っていない食事を選ぶこと
B抗生剤をできるだけ飲ませないこと
C水道水を与えないこと

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小鳥の副鼻腔炎 [院長ブログ]

●小桜インコ ピース 
「クシャミ、鼻水、時折の開口呼吸、若干の膨毛」の主訴でした。
視診では元気そのものです。

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●バイオレゾナンス測定結果
酸化×
電磁波×
ミネラル×
食事×
水×
細胞膜障害×
カンジダアルビガンス×
副鼻腔×

●治療と対策
今回の主症状であるクシャミ、鼻水の原因は副鼻腔における細菌感染でした。
細菌を処理する漢方薬を大腸におけるカビ対策に乳酸菌、ミネラル補給の処方して、酸化防止のために水の変更、食事の毒性中和、電磁波対策をお願いしました。


●4週間後
4週間後の測定結果は、副鼻腔における細菌感染は陰性でした。症状も全く無くなりさらに活動的になったそうです。

腸におけるカビの問題はまだ残ります。
見える症状である「くしゃみ」は無くなり元気になりました、
残念ながら目に見えない腸の問題をお伝えしても、
なかなか伝わらないのが私の推奨する未病治療の現状です


食事、水の大切さをご指導して一旦治療は終了しました。

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私が漢方薬にこだわる理由 [院長ブログ]

●病気について
大胆に申し上げると、そもそも動物も我々人間も目に見えない電気によって生命活動を行っています。
病気は体の中にノイズ(ゴミ)が溜まること。
電気の流れが悪くなると明かりがつかないことと同じく不具合が生じます、例えば病原体が体に侵入した際に免疫細胞である白血球軍がネットワークを使って集まるのですが、これも電気信号により行われています。そして、細胞内、細胞間にも見えない電線が張り巡らされているのです。

「病は気からの気」は電気の気。
電線にノイズが溜まったり、電線が切れたりすると情報伝達が滞り、
病気が発生するのです。

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●西洋薬VS漢方薬
@人工物
簡単に申し上げると
漢方薬は、自然のものを組み合わせた総合効果で身体の通電障害を修復し改善に導くものです。
治療薬として不自然なものであれば、ノイズ(ゴミ)の付着があり通電障害が発生し、そのノイズにより別の通電障害が生じます。

「不自然なもの」とは人間が造り出した人工のもの、つまりは化学物質のことです。この不自然なものはノイズ(ゴミ)を含んでいるので電気の流れに影響します。
西洋医学の薬は人工の化学物質で作られていることはご存じのことと思います、使用すれば当たり前に含まれるノイズ(ゴミ)により大なり小なりの副作用が必発します。その症状は表に出る場合と出ない場合がありますが、確実に足を引っ張っています。

では、自然100%の漢方薬で副作用が生じないのかと言うと西洋医学薬とは別の仕組みで発生します。例えば冷えている患者に冷やす処方を行えば悪化します。マイナスに傾いているものをさらにマイナスに導いてしまうからです。食材として旬を大切にする意味も同じくそこにあります、例えば外気温が下がる冬に、体温を下げるスイカを食べていけないことは昔なら当たり前でした。そして、冬にスイカは市場に出回っていませんでした・・・。

不自然な薬にしろ食べ物にしろ
多かれ少なかれ目に見えて分かる、
あるいは感じることができない副作用が体の中で発生しています。
できる事ならばノイズ(副作用)が含まれる物と関わることは避けたいものです。


A単一VS複合
西洋医学の薬は人工の単一成分で出来ています。
一方、漢方薬は数種の自然素材を組み合わせた複合薬です。身体の仕組みは単純ではありません。色々な関わり合い(陰、陽、湿、乾、温、寒、相互、相殺)を配慮してバランスよく調整されている漢方薬の方が体には都合が良いのです。効能は@血の流れの改善A水分調整B温度調整が中心となります。

西洋医学の薬を何種類も組み合わせて飲むことは、予測できない副作用の危険があります。漢方薬は何種類もの材料の複合ですが、相互のバランを考えて作られている点が異なります。

●思いもノイズとなる
人工で作られた化学物質は殆どのものが人間の欲で作られます。速くて、安くて、便利の正体は人間の欲による「煩悩」「毒」です。その煩悩、毒はノイズ(ゴミ)そのものなのです。
太古の昔より共生してきた自然のものは、体に障害を与えない仕組み(歴史)があります。しかし、農薬などを散布して経済、労働効率を上げれば、そこにノイズが発生し、そのノイズを含んだものをいただいた体には、ゴミが溜まり電気障害の成れの果てである病気が発生してしまうのです。

ネガティブな思いも負の電磁波を形成します、自身、および周辺の動物達に影響を及ぼし酸化(錆付き)が発生して通電障害が起こります。
常に穏やかでポジティブな状態で動物たちに接することが肝要です。わが身の癒しを求めて、動物達に負の感情を受け止めてもらう行為は避けたいものです。

人間は動物達より大脳皮質が発展してしまったため
自然と共生しながら生き以外の欲を持つようになりました。その人間の我欲で自然に生きる動、植物など人間以外の全てのものに犠牲を強いている現状を深く反省し、再出発しなければ地球はもちません。

過去の日本の伝統文化には、自然と共生する姿がありました。これ以上世の中の仕組みを便利にする必要はありません、人間の我儘を取り去り急速に壊れゆく故郷である里山を取り戻さなければ、動物も我々人間も生存することすら出来なくなってしまいます。
まずは自然のものを使い、不自然なものと関わることは止めましょう!

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