広島県呉市「石崎動物病院」

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シャリホツちゃんのその後・・・ その4 [院長ブログ]

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●4月9日 晴れ
2回目の手術も無事終了し、一安心のシャリホツちゃん。
さらに、元気もりもり、庭を走り回ります。

●シャリホツちゃんの病理診断報告書

@脾臓=出血および結節性過形成(非腫瘍性)
高齢の犬にしばしば認められる病変で、悪性腫瘍である血管肉腫との鑑別が必要となる。
今回、腫瘍性の血管内皮細胞は確認されないことから非腫瘍性病変である結節性過形成と診断される。

A腎臓=間質性腎炎の疑い
腎臓に発生する腫瘍としては、腎細胞癌、腎芽腫、腎リンパ腫などが発生するが、犬ではまれである。
今回の検査では、腫瘍性変化は観察されないこと、間質にリンパ球浸潤および尿細管の変化が認められることから、間質性腎炎と診断される。

B皮膚の腫瘤=毛胞性嚢胞
2箇所の腫瘤において角化物や嚢胞の形成が認められるが、嚢胞壁には腫瘍性増殖は観察されないことから、毛胞性嚢胞と診断される。

●今後・・・
心配していた病理検査でしたが、悪性所見がなく「ホッ」としました。
残す問題は、間質性腎炎です。
これから、その治療を速やかに開始し、安心して余生がおくれるよう一緒に頑張りましょう! スタッフ一同

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チョット古いけど・・・チャ〜ミーグー! [お仲間紹介]

●チャミ ♀ 3歳 トイプードル

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●性格
言う事がわかり、状況判断が的確。
空気を読み細かい心遣いができる。

●特技
「待て」と言えばいつまでも待てる。
玄関から入室の際は、飼い主さんを常に優先。
まさに、犬の鏡〜。

●エピソード
何も分からなかったので「トイレの躾」では苦労しました。
「チャミ」の由来は「チャーミング」から。

●飼い主さんから一言
何も注文はありません「このままで・・・。」

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眼窩下膿瘍について [よくある質問]

眼窩下膿瘍とは、眼の下に膿瘍ができる病気です。
多くの原因は、歯石が堆積し、次に歯茎の下へ歯石が入りこみ、歯肉が退縮し、歯の周りから歯の根っ子(根尖部)に細菌が入りこみ膿瘍ができます。

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ほとんどが、上顎の第4前臼歯の歯根に問題が起こり、そして根尖部に膿瘍が形成され、眼の下が腫れます。

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上顎の犬歯が侵されると、鼻から膿性の鼻汁が排出されるようになります。


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治療は、基本的に原因の歯を抜歯することです。

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眼の下の傷は、約1週間で修復されます。

予防は、歯石をつけないことが何よりです。
普段から歯石の付きにくい「生食」と定期的な「歯磨き」が大切です。

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