猫の若木骨折 [院長ブログ]
●いん シャムmix ♂
やんちゃ盛りの「いん」は、他の仲間と大騒ぎの毎日です。この度、仲間と遊んでいる最中に腰の高さから落ちたそうです。それ以降、足を痛そうにしているとの主訴で来院されました。病院で早速レントゲンを撮影すると、右の写真の通り、右前肢2本(前肢は、二本の骨で構成されます)の骨折が見られました!みずみずしい木の枝を折ったときの様相を呈するこの不完全骨折を「若木骨折」と呼びます。
●ギブス固定
やんちゃな成長期であり、飼い主さんも安静に自信が持てないため、数週間骨折部を保護するギブス固定を行いました。いつも私は、早く傷が治るようにサインをしますが、これに効果があるかどうかはわかりません?多くの飼い主さんに喜んでいただいている気がしていますが・・・・どうかな?Toshi
●一か月後
受傷後一か月目にレントゲンを撮影しました。体も一回り大きくなって、全く足を骨折したことなどとっくに忘れています。「いんちゃん!くれぐれも気をつけてね、あまり高いところから飛ぶんじゃねーぞ!」
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猫の慢性口内炎「江田島タマ」 [院長ブログ]
●猫の口内炎の原因は不明。病原体および免疫機序が関与していると言われています。もっとも可能性の高い原因は、口腔内に堆積した歯垢に対する生体の過剰反応であるといわれます。基本治療は、全抜歯です。最初の段階では、犬歯を残すことがありますが、今回は炎症が著しいので全部の歯を抜く計画としました。炎症があるといっても、根がしっかりしている歯を抜歯することは、それは、それは、とても大変なことです。また、歯根が少しでも残っていると、炎症が治まらないので、歯肉をはがして、骨を削り、その後に縫合を施す過程が必要です。今回のケースは歯肉炎と口頬炎を伴っていました。
●抜歯後
全抜歯後に縫合しました。口腔内は血行が盛んなため、治りは早く、数日で通常とおりの食生活に回復できます。このタマちゃんは、翌日から変わりなく御飯を普通に食べていました!吃驚。
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青森県 十和田市 酸ケ湯 [院長コラム]
●酸ケ湯温泉
青荷温泉から酸ケ湯温泉に向かう途中で巨大なスケールの紅葉を発見!道の両サイドから見事な紅葉に包まれる環境は美しすぎる〜!
同じく反対側の見事な紅葉です。あいにく曇りだったのが残念ですが、それでもお目にかかることのない素晴らしい光景です。
●酸ケ湯温泉到着
青荷温泉から紅葉の谷間を抜けて車で30分、強い硫黄臭が漂いだしました。
「オー!ここだー!」約32年前に訪れた時は、夜遅く建物の様子などわかりませんでしたが、今回全景を見ることができ、それは、それは、スケールの大きな湯治宿であったことに吃驚しました!それもそのはず、収容人員1000名。まさに山頂に浮かぶ空母です。
●番台
昔はここが番台だったようです。現在はフロントでお金をはらって、靴を入れるビニール袋をもらって、番台で入湯券を落とし、脱衣所に入りるシステムに変わっていました。
●説明文
脱衣所にある温泉の説明文です。この古びた様子が歴史を感じさせます。湯治は10日〜2週間とあります。
●千人風呂
巨大な湯船は、32年前はもっと大きく感じましたが、それでも大きく感じます。錆銅色の湯は、入った瞬間に私の体が喜んでいるのが分かります。まさに「染みるー」です。味は名前の通り酸が強く酸っぱく、温度は42度ぐらいだと思いました。持病の頚部痛が数分で80%改善、すぐにでも滞在して湯治を実現してみたいと切に思いました!濃度が強いのでしょうか長湯はできませんが、せっかく32年ぶりに訪れたので無理やり1時間程浸かりました。やはり湯上り後に、汗が玉のように噴き出て、どっと疲れを感じ気分が悪くなりました。
●鋭気を養う
日本の伝統文化である湯治は、私にはとても合うようです。明日から母校(青森県十和田市、北里大学)での勉強会に向けて気力を養うためにも、素晴らしい効果を示してくれることでしょう。











