広島県呉市「石崎動物病院」

動物に優しく思いやりのある診療をモットーに

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猫の喉頭損傷 [院長ブログ]

●ちぴ 4ヵ月 ♂ 日本猫
「2日前から呼吸がおかしい」主訴で来院されました。
他の症状は、抱き上げるといやがって「オエー」とえづく、
2日前に大きな魚の骨を盗み食いした、その後、元気に走り回っていた子が動かなくなったなどでした。

喉のあたりを触ると嫌がり、
そして、努力呼吸(吸気における異常)がありました。
大きな魚の骨を確認するためにレントゲン撮影をおこないましたが、
喉も胃にもその映像は見つかりませでした。

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●内視鏡検査@
レントゲンで肺の状態は正常でしたので、原因追及のために、
麻酔下で喉および消化管の状況を調べさせてもらう計画たてました。

喉は硬性鏡(3mm)で調べました。
口蓋部分が化膿(黒⇒)し、浮腫(緑⇒)が見られます。

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●内視鏡検査A
胃の内容は軟性鏡(胃カメラ)で検査しました。
胃底部は広範囲の潰瘍所見が見られました。

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●食道カテーテル装着
喉および胃に著しいダメージがあったため食道カテーテルを装着しました。
胃の状態が落ち着いたことを周波数測定で確認してから食事を開始する予定です。

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●改善傾向
4日目に胃の回復が確認できたため、食道カテーテルから
少量のスープを与えました。
5日目には、食事に興味を示すようになってきました!
若くて元々エナジー充分な状態でしたから、喉の感染さえコントロールできれば早い回復が望めそうです。
喉の化膿には、抗生物質ではなく薬膳を使用しています。

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●退院と原因
正月三が日入院し、5日に晴れて退院となりました。めでたしめでたし!
原因は飼い主さんの想像とは異なり、何か薬物により喉と胃がやられたのではないかと想像します。
とびっきり元気な子で何でも口にして飛び跳ね回りますので、今後も口にしてはいけない物の摂取、交通事故などの注意が必要です!元気でね〜。

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猫の口腔内潰瘍 [院長ブログ]

●コロ 混血猫 13歳 
「喧嘩をして口から出血している!?」緊急連絡を受けました。「2日前に外から帰宅すると、お腹に血が付き、怯えていた。」お話もあり、体を精査しましたが傷は無し。

血液検査では軽度のクレアチニン(腎関連)上昇が目立ちました。他は正常値。

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身体検査では、発熱(40.1度)。
下顎の周辺はヨダレで汚れていました。

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●口腔内潰瘍
口を開けて観察すると、硬口蓋、軟口蓋に潰瘍が発生していました、同じく舌の先端周囲にも痛々しい潰瘍がみられました。人が同程度の状態になったら激しい痛みでとてもとても食事も水も飲めないことが想像されます。

こんなケースでは、ステロイドが使用されることが通例なのですが安易に使用すると、腎臓、肝臓、副腎がやられてしまいます。また、一時の時間かせぎの治療でしか過ぎないので、根本的な原因を探ることが肝要です。実は私も10年前までは使用していましたが、周波数測定を行うと体の臓器障害をまねくことが分かり、どうしても使用すべきときは悪影響が無いことを周波数で確認後使用しています。

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●周波数測定
バイオレゾナンス(生体共鳴)測定により、すくなくとも食事のアレルギーが関与していることが分かりました。ゴールは減感作療法を行い、全ての抗原を感作することにありますが、まずは、応急的にコロちゃんに合う食事をみつけて、変更することにしました。

同じく周波数測定では、細菌による感染症が引っ掛かりました。発熱の原因は、細菌感染であることが疑われました。

また、腎臓が軽度に障害を受けていることが分かりました、こちらも大元の原因は食事(アレルギーとインスリン抵抗性)が判明したので、食事を切り替えることを積極的にお勧めしました。

●8日後
食事変更によりほとんど潰瘍は改善し食欲も元にもどりました。
言いつけを完ぺきに守っていただいた成果が速やかに出た例でした。
油断して他の食事を与えると再発が起こります。

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嫌がってピントが甘くなりました

●1ヶ月後
口内炎は、視覚的にはすっかり綺麗になりました、指示した食事管理をしっかりやっていただいた賜物です。糖質過多によるインスリン抵抗性がまだ残っているので、もう少し薬膳管理が続きます。

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猫は完全肉食なので糖質は不要です。フードの裏を見てトウモロコシ、イモ、米などが入っているフードは止めましょう!

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謹賀新年 [院長ブログ]

明けましておめでとうございます。
本年も変わらず、動物、飼い主さんの幸せに貢献できるよう、
病気の元の元を追究し、解決に導くことに奮励努力していきます。
引き続きよろチューお願いします。
令和2年 元旦 

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ちなみに病気の元の元は分かってきました。
その元を改善するためには、まずは身体を作る元である食事について考えなけらばなりません。食事の素材(炭水化物はダメ)と汚染(農薬、化学物質、重金属、放射能、除草剤)の中和、そして、住む環境(電磁波、建築素材、地場)、心の問題(持って生まれた性格、外敵ストレス)を取り去れば、動物も人間も一部の遺伝病と(老化)以外の病気になることはありません。

上記の内容を理解し、実践する飼い主さんを増やしていきたいと思っています。
未病を治療し予防することが何より効果的で簡単に元に戻ることができる最良の方法なのです。
未病測定は、バイオレゾナンス(生体共鳴)で可能です。

皆さんが病気になる前に気づき、真の健康を取り戻すことを願っています!

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