猫の耳血腫(バイオレゾナンス療法) [News]
●日本猫 はる ♂ 6歳
「昨日、急に耳を掻いて急激に耳が膨れた!」主訴で来院されました。
右耳の内側が腫れており耳血腫と診断しました。左右共に耳垢があり、検査では多数の耳ダニが見つかりました。
●耳血腫とは?
耳介に血液成分が溜まりはれ上がった状態を言います。
原因は、耳ダニなどの感染、アレルギーベースの外耳炎などにより耳介部における血管障害により発生すると考えられています。
治療法には3つの選択肢があります。
@外科治療
耳介内側切開により、膨らんだ内側と外側のスペースを縫合糸で合わせる方法をとります。
副作用は外科侵襲による活性酸素が発生します。
治癒には2週間を要します。
耳の変形は防げます。
A内科治療
長時間型ストロイドの注射を2週間間隔で2〜3回繰り返す方法です。
副作用の危険があります。
ステロイドは、強力な炎症抑制作用がありますが、反面活性酸素を大量に発生させてしまいます。よって、数か月後に肝臓、腎臓、副腎などの臓器障害が発生する危険性があります。
治癒には1〜1ヶ月半かかります。
耳は変形します。
Bバイレゾナンス(生体共鳴)療法
異常周波数を生体共鳴により修復し改善させる方法です。
活性酸素の発生は一切ありませんので、副作用は生じません。
治癒には1〜2カ月かかります。
耳は変形します。
●生体共鳴(バイオレゾナン)療法
飼い主さんは、薬剤療法を選択されましたが、周波数測定で確認すると肝臓に副作用が発生する危険が見られましたので、生体共鳴療法を行いました。
5回の生体共鳴療法で、耳の膨らみが1/3ほどに減衰しました。あと少しです。
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猫の喉頭損傷 [News]
●ちぴ 4ヵ月 ♂ 日本猫
「2日前から呼吸がおかしい」主訴で来院されました。
他の症状は、抱き上げるといやがって「オエー」とえづく、
2日前に大きな魚の骨を盗み食いした、その後、元気に走り回っていた子が動かなくなったなどでした。
喉のあたりを触ると嫌がり、
そして、努力呼吸(吸気における異常)がありました。
大きな魚の骨を確認するためにレントゲン撮影をおこないましたが、
喉も胃にもその映像は見つかりませでした。
●内視鏡検査@
レントゲンで肺の状態は正常でしたので、原因追及のために、
麻酔下で喉および消化管の状況を調べさせてもらう計画たてました。
喉は硬性鏡(3mm)で調べました。
口蓋部分が化膿(黒⇒)し、浮腫(緑⇒)が見られます。
●内視鏡検査A
胃の内容は軟性鏡(胃カメラ)で検査しました。
胃底部は広範囲の潰瘍所見が見られました。
●食道カテーテル装着
喉および胃に著しいダメージがあったため食道カテーテルを装着しました。
胃の状態が落ち着いたことを周波数測定で確認してから食事を開始する予定です。
●改善傾向
4日目に胃の回復が確認できたため、食道カテーテルから
少量のスープを与えました。
5日目には、食事に興味を示すようになってきました!
若くて元々エナジー充分な状態でしたから、喉の感染さえコントロールできれば早い回復が望めそうです。
喉の化膿には、抗生物質ではなく薬膳を使用しています。
●退院と原因
正月三が日入院し、5日に晴れて退院となりました。めでたしめでたし!
原因は飼い主さんの想像とは異なり、何か薬物により喉と胃がやられたのではないかと想像します。
とびっきり元気な子で何でも口にして飛び跳ね回りますので、今後も口にしてはいけない物の摂取、交通事故などの注意が必要です!元気でね〜。
猫の口腔内潰瘍 [News]
●コロ 混血猫 13歳
「喧嘩をして口から出血している!?」緊急連絡を受けました。「2日前に外から帰宅すると、お腹に血が付き、怯えていた。」お話もあり、体を精査しましたが傷は無し。
血液検査では軽度のクレアチニン(腎関連)上昇が目立ちました。他は正常値。
身体検査では、発熱(40.1度)。
下顎の周辺はヨダレで汚れていました。
●口腔内潰瘍
口を開けて観察すると、硬口蓋、軟口蓋に潰瘍が発生していました、同じく舌の先端周囲にも痛々しい潰瘍がみられました。人が同程度の状態になったら激しい痛みでとてもとても食事も水も飲めないことが想像されます。
こんなケースでは、ステロイドが使用されることが通例なのですが安易に使用すると、腎臓、肝臓、副腎がやられてしまいます。また、一時の時間かせぎの治療でしか過ぎないので、根本的な原因を探ることが肝要です。実は私も10年前までは使用していましたが、周波数測定を行うと体の臓器障害をまねくことが分かり、どうしても使用すべきときは悪影響が無いことを周波数で確認後使用しています。

●周波数測定
バイオレゾナンス(生体共鳴)測定により、すくなくとも食事のアレルギーが関与していることが分かりました。ゴールは減感作療法を行い、全ての抗原を感作することにありますが、まずは、応急的にコロちゃんに合う食事をみつけて、変更することにしました。
同じく周波数測定では、細菌による感染症が引っ掛かりました。発熱の原因は、細菌感染であることが疑われました。
また、腎臓が軽度に障害を受けていることが分かりました、こちらも大元の原因は食事(アレルギーとインスリン抵抗性)が判明したので、食事を切り替えることを積極的にお勧めしました。
●8日後
食事変更によりほとんど潰瘍は改善し食欲も元にもどりました。
言いつけを完ぺきに守っていただいた成果が速やかに出た例でした。
油断して他の食事を与えると再発が起こります。
●1ヶ月後
口内炎は、視覚的にはすっかり綺麗になりました、指示した食事管理をしっかりやっていただいた賜物です。糖質過多によるインスリン抵抗性がまだ残っているので、もう少し薬膳管理が続きます。
猫は完全肉食なので糖質は不要です。フードの裏を見てトウモロコシ、イモ、米などが入っているフードは止めましょう!