中学生、来訪。 [実習生感想文]
●職場体験
職場体験の為、当院で数日を過ごした彼らが、感想文を持参してお礼に来てくれました。
●感想文抜粋
その1
最初は、何を話せば良いかわからず、返事も大きな声でできませんでしたが、最後には、患者さん達と気軽に話をすることができるようになったし、相手の気持ちを考えて話をする余裕を持つことができました。
職場体験で学んだ「相手の気持ちを考える」ということを胸にこれからの将来に生かして頑張りたいと思いました。
その2
今回の体験で僕は「気を利かせて行動する」ということを学びました。職場での朝礼でもありましたが、みんなで連携することは気持ちの良い職場作りの第一歩だと思います。また、「命」について考える場面もあり、動物の状況、飼い主さんの気持ちを考えて相談、決断はとても強い心と優しい心のいることだと思いました。
その3
皆さんが動物への声かけや、飼い主さんへの声かけをしているのをみて、病院に来られた方に気を配っていらっしゃることがわかりました。動物の命を大切にするにはどうすればいいのか具体的にわかりました。
皆さ〜ん。お疲れ様でした。また、遊びにおいで〜!
関連タグ :
猫の尿閉 [院長ブログ]
●尿閉
尿閉(にょうへい)とは、尿が何らかの原因により閉鎖され排出が障害される状態を言います。当然、尿が出なくなりますので、2次的に尿毒症が発生し生死にかかわる状態になり、緊急疾患の一つです。多くが雄猫における膀胱結石により、その結石が狭い尿道に詰まることにより上記の症状が発生します。
●チョコ 3歳♂ スコテッシュフォールド
この度のケースは、結石ではなく血餅(血の塊)の閉塞により発生したものと思われます。
超音波で膀胱を観察すると、大きな何者かの塊が膀胱内にしっかりと位置しています。膀胱結石の場合には、食事療法で溶解することも可能ですが、血餅のケースでは、膀胱を切開して取り出さない限り治癒しません。
●手術
尿毒症の緊急事態を回避し、正常に復した3日後に手術を行いました。超音波の診断とおり、切開した膀胱内から大きな血餅が飛び出しました。
●細胞診
手術中に切開した膀胱の粘膜を観察すると、一部に怪しい炎症部位があり、急ぎ細胞を調べることにしました。すると、その細胞に悪性所見!・・・・しばらく病変を根こそぎ取るべきかどうか悩みましたが年齢的に癌発生年齢ではないこと、突発のできごとであることから、その怪しい病変を残したまま閉復し、病理検査を待つことにしました。
●術後
術後から尿がスムースに出るようになり、3日後に退院しました。数日後の病理検査では、怪しい部分は、慢性炎症所見と診断されました。診断医曰く「膀胱の粘膜上皮は、炎症により悪性所見を示すことがあります。また、尿沈渣での細胞診では、浸透圧で細胞の変性などが加わり、悪性/良性の鑑別が難しくなります。」とのことでした。今思えば、慎重な判断が効を奏したと思いました。
関連タグ :
受付・看護師募集! [院長ブログ]
★★★スタッフ募集!
この度、スタッフの結婚退職に際し、受付あるいは看護師を急募いたします。ホームページ上の「スタッフ募集」ページより応募ください。
皆様とのご縁を楽しみに待っていま〜す!
スタッフ一同
●もうすぐ一年を迎える山下獣医師の感想
「動物の病気を真剣に考える熱心な先生とスタッフに囲まれ日々勉強になります!今は、ただただそれにつきます!呉の町の印象は、魚が美味しく、人も優しい方ばかりで満足しています。」「私たちと一緒に力を合わせて頑張りましょう!」

●3か月を迎えた岡看護師の感想
「スタッフの皆さんは、皆温かく、力不足の私に熱心に指導してくださいます。やりがいのある毎日で充実し、病院に仕事に来ることが楽しみです!」「動物病院は小さな命を預かる所で、当然厳しい部分もありますが、動物が元気になり、飼い主さんの笑顔をみることがなにより楽しみです。この幸せを皆さんと一緒に共有したいです!」




