広島県呉市「石崎動物病院」

動物に優しく思いやりのある診療をモットーに

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江田島高校 アイドル猫「タマ」が新聞に掲載される。 [院長ブログ]

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●江田島タマ
 以前、ホームぺジで紹介した「タマちゃん」が新聞に掲載されました!去年の9月ごろ突然迷い込んで来た「タマ」は、生徒がエサを与えるうちに、毎朝校長先生と並んで登校する生徒を迎えるアイドルになったそうです。
 そして、今年の3月に交通事故に遭遇。骨盤骨折、仙腸関節脱臼を伴いショック状態で担ぎ込まれたのがご縁でした。集中治療後、ショック状態から無事に回復し、骨折も治ったものの、皮膚病が続発し、長期の入院となってしまいました。当院での入院が長かったので、同じくスタッフのアイドルになって毎日タマに会うのが楽しみになっていました。
 そんな「タマ」も10月にはようやく退院。しかし、すぐに行方不明になり、帰ってきたかと思えば、今度は後ろ足を咬まれていて、またすぐに病院へ逆戻り。
 今月初めに晴れて退院し、いままで通り毎朝学校で生徒を迎え、頭をなでてもらうのが日課になっています。しかし、江田島高校は、少子化の影響を受け、来年3月には閉校になるそうで、最後の卒業生となる3年生と優しい校長先生はじめ先生方は、タマの行く末をとても心配していました。しかし、直ぐに引き取り手も見つかりそうで皆安心して卒業できそうです。「タマちゃん、3月の卒業式まで皆をヨロシクね!」


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腎臓結石と腎膿瘍 [院長ブログ]

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●腎臓結石
以前に腎臓結石の診断がついていたそうです。7日前にお電話いただきましたが、本日ようやくお会いすることができました。一目で悪い状態は分かりました。既に体温低下、血圧低下。急ぎショックの治療を試みることにしました。あまりに状態が悪く、ここに来るまでに検査・治療を随分と行われていたので、積極的な治療ではなく、いかに状況を楽にしてあげることを重点に、そして、とりあえず3日間治療して反応を見ることに決まりました。

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幸い翌日より血圧が回復し、体温も僅かに上昇してきました。この2枚のレントゲン写真は、治療2日目に撮影しました、巨大な腎臓結石が左右に、そして、左には小さな結石がさらに3つ見つかりました。

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●著しい膀胱炎と膿尿
消極的な対症療法と思っていましたが、お許しを得て超音波検査に進みました。超音波検査で膀胱内に異常を感じ、膀胱内へカテーテルを挿入しました。すると、尿の最後の部分で膿の排出を確認、著しい膀胱内感染です!急ぎ、多量の生理食塩水で徹底洗浄を行いました。

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●膿尿
洗浄を繰り返したせいか、翌日はとても元気になったそうです。喜んだのもつかの間、2日目には再び状況が悪くなり、血圧低下、嘔吐が出現しました。

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●多量の腎膿瘍
消極的な方針でしたが、本日、もう一度超音波検査をさせていただく事にしました。前回の検査は結石に阻まれて確認できませんでしたが、驚くことに、腎臓内一部には、膿を思わせる沈殿物が多量に見られました。本来の腎臓の映像はここには見当たりません。

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●拡張した尿管
さらに、左から真中にかけて拡張した尿管が見られます。中には結石らしき物(下に向けて影を引く)も見られます。この石が尿管を閉鎖している可能性があります。すぐにでも処置してさしあげたいのですが、余りに状態が悪すぎます。思い切って開腹して手術処置を行うか・・・・なかなか決心がつきません。

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●腎臓内カテーテル
静脈性造影を行うも、腎臓への造影剤の分布はなし。当然、尿管、膀胱へ流れる様子もないので、状況が把握できません。しかし、明らかに腎機能が障害されていることは分かります。上記のとおり余りに状況が悪いので、局所麻酔と麻薬、軽い鎮静剤を併用駆使して、超音波を見ながらカテーテルを腎臓内へ留置しました。カテーテルの留置と同時に膿が噴き出すように溢れだしました。

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●採取した膿
腎臓内に溜まった著しい膿の一部です。こんな状態が長期に続いていたことを思うと可愛そうでなりません。なんとか一時的にでも、食欲を回復させ、安定期につなげたいと願います。

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●術後管理
腎臓に留置したカテーテルを閉鎖回路(滅菌装置)につなぎ排膿と尿の採取を連続して行います。

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●処置後3日目
今日は2回吐きましたが、夕方から顔つきが良く感じます。恐る恐る、ササミを半生にして少し与えると「パクッ」っと。「ハッピーが食べた!」と皆で大喜び。帰宅前に再度少なめに与えると「ガッガツ」と食らいつきました。今日は、来院されてから一番元気に感じた日であり、食欲も逞しく、とっても嬉しい日になりました。「ハッピー頑張って元気になるぞ〜!」 続く・・・・。


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