大分県 「別府温泉保養ランド」 [院長コラム]
●別府8湯
鉄輪温泉から数分で別府保養ランドに到着しました。創業は昭和41年、昔の雰囲気のまま古びたたたづまいで私を迎えてくれました「落ち着く〜」。大分には別府8湯と呼ばれる代表的な湯があります。前回紹介した別府の代表「竹瓦温泉」をはじめ、この明礬温泉の「別府温泉保養ランド」、観海寺、浜脇、柴石、亀川、堀田温泉とそれぞれ泉質が異るそうで、次回はその他の湯を存分に楽しんでみたいと思います。
●吹き出す蒸気
物凄い音で蒸気が噴き出し、少し怖い気がしますが、期待も十分持てます。受付でおばちゃんに「うちは、湯だけは良いんよ〜!」との一言にさらに期待が高まります。そして初めての者には、入り方の説明があり、「まず入口のコロイド湯で体を綺麗にしてから奥の泥湯に進みなさい」と指示を戴きました。(少し高めの1050円)
脱衣所までかなりの距離を歩いて、眼の前のコロイド湯に入ります。なんか独特の暗い雰囲気で、その後どうやって次へ進めば良いか表示が分りにくく右往左往します。色々とのぞきながら次の泥湯へ「わー。この泥の感触たまらんな〜。何か分らんけど懐かしいな〜。」そして、シャワーで泥を落として次の泥湯へ進めと指示をがありましたが、そのシャワーが「何と水!」1月の冷たい空気の中でとってもこのシャワーは使えません!できるだけその泥を湯船で落として次の2か所の露天泥湯へ。独特の雰囲気と迷路のような施設内を不安に歩き回り、じっくりと3時間過ごしました。寒い日でしたが体の芯まで温まり、汗がいつまでも止まりませんでした。施設内容がわかったので次は、まったりと泥と戯れながら楽しみたいと思いました。
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「年寄り物語」10歳レオン 超BiGな子宮蓄膿症! [院長ブログ]
●レオン ♀ 10歳 ピレネー
子宮蓄膿症とは、子宮内に膿が溜まる病気です。ほとんどが細菌感染が原因です。生理時に子宮粘膜が剥がれ落ち、その際に防御能の低下が起こり、細菌の侵入を許し、約生理1か月後に感染が起こり発症するのが通例です。レオンは、7日前から陰部より膿が見られましたが、飼い主さんは様子を見られていました。昨日、立てなくなった上に、あまりに大量の膿が出たので吃驚して来院されました。7日間の食欲廃絶、発熱、脱水、貧血などの症状があり自力で歩くこともできず、ずいぶんと衰弱していました。
●ヘビーな子宮
たっぷり膿が詰まった子宮を摘出しました。既に陰部から膿が排出されていましたから、当初は、5kgほど溜まっていたことが想像されます。比較に出している内側の子宮は、ダックスフンドの物すが、これも異常を伴ない少し大きくなっている子宮です。今回の子宮が、いかに大きくなっているかが分かります。
●異常な卵巣
小さな粒粒が寄せ集まった卵巣です。正常では一つの膨らみであり、このようにブドウの房の様に変化することはありません。
●乳腺腫瘍
左の第5乳腺部分にこのような膨らみが見つかりました。飼い主さんは、ずいぶん前からご存じでしたが、そのままにしていたそうです。今回、子宮・卵巣摘出と同時に切除することをお勧めしました。この乳腺は、多くが水分で膨らみ、その中に、約1cmの腫瘤が発見されました。当然、病理検査へ提出し、悪性、良性、切除範囲の診断を行います。良性であることを願います。
●抜糸時のレオン
数日間、立てませんでしたが、抜糸時にはすっかり元気になり食欲も改善し、自力で歩いて来た姿には感動でした。
大分県 「ながの湯」 [院長コラム]
●ながの湯温泉
長湯温泉街から少し離れた山間の田んぼの中に、私営公共温泉「ながの湯」があります。ここの湯は、山口の秘湯で知り合った、秘湯好きの叔父さんから得た情報です。「あそこが長湯おんせんで一番えかった!」と・・・・。
●受付
もの凄くシンプルな料金投入口に200円を入れて胸を膨らましながら湯に向かいます。この手作りの料金箱に思わず微笑んでしまいました。
●湯船
間欠的に「ドボ、ドボ、ぼぼぼー」と注がれる音が騒がしく、湯の色はやや緑がかって見えます。施設はこの共同風呂以外に3つの家族風呂を持つ、贅沢な環境です。地元の叔父さんが3人ほど入っていましたが、胃腸に良いとの勧めで湯を飲んでみました。「美味い〜!効きそう!?」
湯は体に優しく、ラムネ温泉と比べると温度が高く40度程度と聞きました。体に絡みつく気泡はよく分かりませんでした。なんでも温度が低くないと気泡の発生が見られないと聞きました。私は、ラムネ温泉よりこちらの湯がとっても気に入りました。









