広島県呉市「石崎動物病院」

動物に優しく思いやりのある診療をモットーに

RSS1.0


胃チューブと過ごして早1年 [News]

画像(330x247)・拡大画像(640x480)

●ミーコ 12歳 ♀
以前紹介した慢性腎不全のミーコちゃんです。10日おきに造血ホルモン(2週間おきでは貧血を生じる)を射ちながら、そしてお腹にチューブをいれながら早1年2カ月が経過しました。以前は、毛艶も悪く痩せていましたが、今では元気一杯です。とても12歳には見えないでしょう!(笑)口から食事もできるのですが、飼い主さんの希望でチューブを残しています。遠くは倉橋から真面目に定期的に通われています。飼い主さんの愛情を一杯受けながら幸せたっぷりのミーコの再登場でした。(拍手〜!)

●胃チューブとは?
栄養補給のために装着する管のことです。口、喉の病気、食欲不振、腎不全、腫瘍など時に通常、内視鏡で設置します。利点は、食欲不振がある場合に栄養補給がまかなえることです。また、腸は使用しないと粘膜のひだが委縮してしまうので長期の絶食は好ましくありません。時に、飲みにくい薬を投与することもできます。

設置に要する時間は約10分です。負担もほとんどありません(慢性腎不全、腫瘍末期などで状態が悪い場合は除く)し、その後の管理も難しくありません。チューブ装着に抵抗を持つ飼い主さんが多いですが、チューブを付けることで病気の回復を助け、ミーコの様に元気を維持することが可能です。ちなみにミーコは、口からも食事を戴いています。


関連タグ :

  一記事表示

青森県 谷地温泉 [院長コラム]

画像(330x247)・拡大画像(640x480)

●紅葉は後半
一年ぶりの青森です。大学で3日間の実習を済ませ。最終日夕刻から学生時代の同級生と温泉へ向かいました。木々は、既に色づき、そろそろ見納めです。十和田市内から約1時間半、秘湯を目指して紅葉のカーテンの中を進みます。目に良く心に良く、行きつくまでの環境は最高潮!

画像(330x247)・拡大画像(640x480)

●谷治温泉
日本三秘湯の看板を見つけました!開業400年「谷地(やち)温泉」胸が躍ります。

画像(330x247)・拡大画像(640x480)

●山小屋
入口から数分、同じく深い木々のトンネルをぬけると、こ綺麗な山小屋が現れました。雰囲気があります。入湯券を購入し、かごに入れて奥へ進みますが、木のしっかりと廊下が心地よく感じます。

画像(330x247)・拡大画像(640x480)

●湯船
湯船は2つありました。全てがブナの木で作られ優しく癒されます。残念ながらとても薄暗く写真になりませんでした。お年寄りには、この暗さは危ない感じです。手前が37度ぐらい、奥は43度でした。交互に入りながら1時間半を過ごしました。浴槽の木の感触は、なにより心地がよくなります。

画像(330x247)・拡大画像(640x480)

●これぞ混浴
通路の一角に昔の写真を見つけました。何時頃の写真でしょうか?よく見ると男女入り目だれ、ぎゅうぎゅう詰めです。昔は医者もなく、皆の健康維持はこの温泉につかることだったのかも知れません。日曜日は、ここまでではありませんが、入る順番を立って待つほど込み合うようです。

●感想
この谷地温泉は、とても気に入りました。風呂の雰囲気が良く、酸ケ湯と同じく木で作られた浴槽の優しさが何とも言えません。次回は、是非宿泊して一日中堪能してみたいと思わせる良い処でした。満足。


関連タグ :

  一記事表示

猫 尿道瘻形成術 [News]

画像(330x247)・拡大画像(640x480)

●尿閉塞
昨日の状態は尿閉塞(尿が出ない状態)で瀕死。応急処置のみを希望されたので、閉塞解除後は帰宅されました。心配なので経過を見せていただく為に来院を促しました。本日は昨日よりは尿が出ているものの閉塞気味です。飼い主さんにお願いし、膀胱へのカテーテル挿入の許可をもらいました。

画像(330x247)・拡大画像(640x480)

●緊急手術
昨日の応急処置で入ったカテーテルが今日は途中から入りません。既に腎臓は大きくなり閉塞の負荷もかかっています。このままお帰しすれば死んでしまうのでそうも行きません。急ぎ電話でカテーテルが挿入できないことを告げ、緊急手術の許可を得ました。ペニスを切断し、骨盤尿道まで切開しそれを広げて、尿道を形成しました。

画像(330x247)・拡大画像(640x480)

●閉塞した結石
上記の手術で発見された結石です。尿閉塞の原因は、骨盤尿道で結石が数個閉塞をおこしていたのでした。結石表面がスムースでないので、逆行性にフラッシュしても動かなかったことが分かりました。尿道を切断して形成することは、積極的に行うことではありませんが、管理が十分出来ないこと、緊急事態であったことを考えると今回の判断は適切だったと思います。

画像(330x247)・拡大画像(640x480)

●術後
手術後5時間です。2日前は昏睡で死にそうな状況でしたが、既にお皿いっぱいの食事をあっという間に完食しました。これからは、まず結石が尿道につまることはありませんが、結石が再び発生すると膀胱炎になることはあります。最低限度食事を管理して、結石が出来ない様にしてあげたいものです。


関連タグ :

  一記事表示

過去の記事へ

ページのトップへ

症例検索キーワード

  • お問い合わせ
  • スタッフ募集
  • 石崎動物病院の日々

検索

最近の記事

リンク集

powered by a-blog

[Login]