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実習生 感想文 [実習生感想文]
一日だけの実習ではありましたが、オゾン療法や針治療、ハーブ療法といった他ではあまり見ることができない治療法についても教えていただき、また診察や超音波検査の際には保定をさせていただいたので、積極的に診療に携わることができました。そこで飼い主さんや先生、看護師さんの話を間近で聞かせていただくことができたので非常に勉強になりました。
先生だけでなく看護師さんもじっくりと飼い主さんの話を聞いて、わかりやすくアドバイスや説明をされている姿には特に感銘を受けました。私も看護士さんが飼い主さんに話されることを聞いていて「ふむふむ、なるほど!」と思って何度もペンをはしらせました。先生だけでなく看護師さんもしっかりと飼い主さんとコミュニケーションがとれる本当に素晴らしい病院だと思いました。
短い時間ではありましたが院長先生をはじめ看護士の方々には様々な場面で気を遣っていただき、また私の話も聞いていただいたりして、非常に楽しくて勉強になる実習でした。
是非また機会がありましたら次回は長期で実習をお願いしたいと思っています。
お忙しい中本当にありがとうございました。
倉敷芸術科学大学
生命科学部 生命動物科学科
4年 迫 香織
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心不全(僧房弁、三尖弁閉鎖不全)の経時的変化 [News]
●メル 11歳 チワワ ♂
「食事と病気にならない生き方について教えて!」と遠方からいらっしゃいました。以前心臓喘息?と言われて薬を飲んでいたそうですが、今は飲んでいないという情報もいただきました。身体検査で心臓の雑音(Levin2/6)が聞かれたので、レントゲンと超音波検査へ進みました。
●初日
●1年後
●2年後
●対策
人間であれば「心臓の弁」の交換をおこなうこともありますが、我々小動物分野では、心臓の弁の表面に変性を生じたものは、通常は進行をゆっくりとする方法しかなく、心臓薬を適宜飲ますことになります。
適宜とは、病状の進行に合わせ、レントゲンで心臓の大きさ、肺水腫の有無などを、超音波では、大きさ、収縮力、流出速度、逆流速度、E波などを測定して、心臓薬を選択します。早い段階で利尿剤などを処方すると心不全が進行することになるので注意が必要です。
末期に近づくと、肺に水がたまりやすくなります。常日頃の「心拍数」「咳」の状況を自宅でモニターリングし、異常があれば特に末期では駆けつける必要があります。
このメルちゃんも腹水貯留、2度の急性肺水腫で緊急処置後、回復した経験を持ちます。現在は、たくさんの薬をのみながら維持しています。正しく薬を飲んで、ゆったりと心地よい質の高い生活を目指し、長生きして欲しいと思います。