広島県呉市「石崎動物病院」

動物に優しく思いやりのある診療をモットーに

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新年明けましておめでとうございます! [News]

皆様!新年明けましておめでとうございます。

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愛犬ポエムも正月を祝ってくれていまが、この写真は絶対嫌がってますね。

今年も年末の続きで、正月から忙しくしておりますが、皆様は、良い年をお迎えの事とお喜び申し上げます。

この道を選んだ以上、当たり前のことではありますが、平日以上に忙しい日々を過ごし、少し苦しいやら、お役に立てて嬉しいやらであります。

本年も皆様、我々のご指導する「病気にならない生き方」を実践し健康な一年をお過ごしください。また、次には「病気になる前の早期発見」を強く意識し、元気でも我々の実施するスペシャル検診に足を運んでください。そして、病気になったら、一刻も早く処置、手術を受け後手にまわらない様注意しましょう!

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いつもの慌ただしい年末 [News]

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午後11時に手術が終わったリンちゃん

●緊急手術
いつも、年末には緊急手術が入ります。今年も同様に、30日に4件の緊急手術、処置が入り忙しい日々を過ごさせて戴きました。多くの飼い主さんが気が付いてはいるのですが、正月間際になり焦って駆けつける状況が続きます。

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ということで31日現在も、食事をとる時間もなく、入院管理に追われています。

●急性膵炎
●皮膚の欠損症
●化膿
●糖尿病

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●慢性腎不全
●嘔吐下痢
●子宮蓄膿症
●交通事故
などなど

縁あってお越しいただきました患者様に来年もお役に立てますよう、職員一同「素行自得」の精神で頑張っていく所存です。

今年一年、支えて戴いた全ての皆様に感謝申し上げます。
どうぞ、良いお年をお迎えくださいませ。

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肺水腫と血栓症 [News]

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●緊急事態
「数日前から咳がでるので少し気になっていたが、今日は動けなくなった!」と緊急来院されました。心臓の音を聞くと大きな雑音と肺の捻髪音が聞こえます。他の身体検査を素早く行い「心不全からの肺水腫」と診断しました。
先ずは、麻薬を投与。続いて血管に針を留置し、利尿剤を投与し酸素室へ。15分もすると呼吸状態が落ち着きましたが、大きな声で泣き叫ぶ様になりました。
続いて、肺と心臓の状態を観察するために、レントゲン撮影を行いました。予想通り、左心房拡大と肺水腫が発見されました。

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●腹大動脈の観察
痛みが強いので、鎮静剤、麻薬を投与し、落ち着かせてから超音波検査を行いました。すると、腹大動脈が分岐する場所に血栓らしきものが見えました。

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●カラードップラー
血管にカラーを乗せて確認すると、やはり血栓より尾側は血液が流れていないのが分かりました。早速、痛み止め、血栓溶解剤、血栓防止剤の投与を開始しました。

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●左側不全
心臓の超音波検査では、左の弁から著しい逆流が見られました。流入速波形のEは著しく増加し、左房圧の上昇が示唆されました。
注(心臓は4つの部屋があり、それぞれ左心房、左心室、右心房、右心室に分かれています。今回は左心房と左心室の間に位置する左の弁である僧房弁が閉鎖不全に陥っていました。)

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●左心房内に血栓!
左の心房を観察すると大きな血栓が見つかりました。現状を解決しても次に控える血栓があり、再び閉塞する可能性が残り心配です。

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当日が嘘のように元気になりました!咬むのでカラーを装着。

●2日後
血栓が開通して後足の血圧が回復、痛みも治まりました。今日は、飛んだり走ったりできるようになったそうです。処方薬は、血栓防止2種類、心臓薬3種類となり、種類が多く投与が大変ですが、これで安定してくれることを祈ります。


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