広島県呉市「石崎動物病院」

動物に優しく思いやりのある診療をモットーに

RSS1.0


動画 膀胱鏡 による膀胱結石除去について [高度最先端医療]

●症例1
内視鏡の実際の映像を見たいとリクエストを戴きました。
今回は、膀胱鏡を用いて膀胱内を観察した映像です。
膀胱鏡の手技は、まず腹腔鏡で膀胱をつかみ、膀胱と切開した皮膚を縫合します。
このケースは、♂、ダルメシアン、シュウ酸結晶でしたので、食事で溶解することができず、手術に踏み切りました。結石の数は、驚くことに100個近くありました。

画像(330x247)・拡大画像(640x480)

膀胱鏡の利点は、小さな切開創であることがなによりですが、その小さ切開から膀胱をくまなく観察し、完全に取り去ることができることです。また、膀胱粘膜の状態も詳細に観察できます。

●ご意見
「これだけ結石があると時間がかかり大きく開けた方が手術が速いのではないか?」「その意義はあるのか?」とご意見がありますが、我々の目指すところは低侵襲手術です。つまり、痛みの少ない日帰り手術を目指していますので、手間がかかっても痛みが少なく、回復の早い方法を行います。
しかし、患者の状況が悪く、時間を重視する場合には、大きく開けて手術時間の短縮を重視することもあります。患者さんの状況に合わせて適宜選択していますのでご安心ください。


関連タグ :

  一記事表示

長野県 渋温泉 [院長コラム]

画像(330x247)・拡大画像(640x480)

●渋温泉 温泉街
新幹線長野駅から車で約1時間。昔の雰囲気がしっかり残る情緒のある温泉街でした。沢山あるまんじゅう屋さんからは蒸気が噴き出し、温泉街の雰囲気を盛り上げています。

画像(330x247)・拡大画像(640x480)

●大湯
九つある湯の中で唯一立ち寄りができる湯です。残念ながら他の湯は泊り客と地元の方しか入浴できないシステムになっています。以前は、どの湯も解放していたそうですが、立ち寄る若者のモラルの欠如により現在のシステムになってしまったことは悲しいことです。

泉質 ★★★

画像(330x247)・拡大画像(640x480)

●5番の湯
大湯とは泉質が全く異なり、ここは脊椎に良い湯と言われます。確かに首の悪い私の体は、10分もすると背骨が元の正しい位置にもどり、体がすっかりとほぐれるのが分かります。
高温の為、湯船から出るときには注ぎ口に板を挿入しておかなければならないルールがありました。この雰囲気、なんとも大分の鉄輪温泉に似ています。

泉質 ★★

画像(330x247)・拡大画像(640x480)

●お墓参り
長野県松代市には、硫黄島守備隊総指令官・栗林忠道中将が寝むるお墓があります。「国の為 重きつとめを果し得で 矢玉尽き果て 散るぞ悲しき」の歌を残して最後の最後まで、我々の為に戦い抜かれました。我々の今があるのも先輩方のお蔭であることに感謝の誠を捧げてまいりました。

  一記事表示

異物の胃内閉塞 [News]

ラブラドル ♀ ハッピー 5歳

画像(330x247)・拡大画像(640x480)

●嘔吐
2-3日前から嘔吐があったそうで、昨日は美味しくなさそうに食べて吐いた。今日は食欲なし。
嘔吐の様子は、大量の水分が一気でるそうです。身体検査で、腹部の緊張なし、腸管に異物なし・・・・・となると胃の中の異物を疑いました。初診の方であれば、数日おいてからの検査としますが、以前から信頼を戴いる飼い主さんでしたので「お前に任す」ことになりました。

画像(330x246)・拡大画像(640x479)

●レントゲン、超音波検査
直ぐに内視鏡検査とはいきませんので、先ずはレントゲン検査へ。胃内に何か異物?がある感じはしますが???次に超音波検査へ進みました。何も食べていないのに胃の皺が明確ではありません。そして、胃の中で液体が行ったり来たりしているのが怪しく思います。

画像(330x247)・拡大画像(640x480)

●内視鏡検査
やはり怪しいので、内視鏡へ進みました。胃内に内視鏡を進めると直ぐに、嘔吐があるのに多量の胃液が貯留しています。胃液を吸って視野を確保し、反転して噴門部(胃の入り口)を観察。次に幽門部(胃の出口)へ進みました。
思った通り「いました、いました!」

画像(330x247)・拡大画像(640x480)

●戦勝品
異物を掴んでから、胃の入り口を越えることが難しく、把持する部位を変更したりして四苦八苦しましたが何とか取り上げることができました。異物除去の処置では、いつも胃を通過して口から出るときの気持ちが何とも言えません。胃を切らずに済んだホットする気持ちと同時に獲物を取り上げた達成感があります。
しかし、この様な物を口にしないように気をつけることが何より大切で、ゴミをあさったり、便を食べたり、やたら食欲ある場合には、根底に潜む病気を診断することを忘れてはなりません。

ハッピーは、3時間後、何事も無かったように元気に帰宅しました。

  一記事表示

過去の記事へ

ページのトップへ

症例検索キーワード

  • お問い合わせ
  • スタッフ募集
  • 石崎動物病院の日々

検索

最近の記事

リンク集

powered by a-blog

[Login]