犬の甲状腺機能減退症 [News]
●甲状腺機能減退症
甲状腺機能減退症とは、甲状腺の機能が低下(ホルモン分泌の低下)によって、症状が現れる病気です。
●症状
スズ、プードル、♂、12歳。最初は、角膜潰瘍と糖尿病で来院されました。お話を伺いながら、代謝機能が低下するための四肢の体温低下、運動したがらない、良く寝る、脱毛(特に尻尾)、色素沈着除脈などの情報を得ました。
●診断・治療
上記の症状、血液検査、甲状腺ホルモン濃度の測定を行い、低いホルモンレベルを認めました。治療は、不足しているホルモン投与を継続的に行います。その後は適正投与量かどうかを定期的に検査します。
●スズのその後
ホルモンを投与開始3日後、別人の様に元気よく走り回り生き生きとしてきました。80歳の生活が一気に20歳に舞い戻り、青春を取り戻したかの様です。
椎間板ヘルニア-2 [飼い主さん感想文]
突然のヘルニアで、下半身麻痺で歩けなくなった愛犬のミント。近所のかかりつけの病院の診断は「手術をしても歩ける様になるか分からない状態だが、良くなる方法は手術しかありません。」というものでした。しかし、治るか分からないのに手術をする事に迷い、直ぐに手術に踏み切れずにいました。
ヘルニアに対しての知識も全くなく、情報をネットで得ようと色々検索していた時、鍼治療も効果があることを知り、ホームページから石崎先生にたどりつくことができました。
カウンセリングでは、親身になって話を聞いて下さり、飼い主側の考え方や要望も尊重しながら、一番良い方法を考え、選択肢を出してくださいました。「深部痛覚が残っていれば、回復するみこみはありますよ!」という力強い言葉で、絶望的だった気持ちが救われた思いがして、お任せしてみようと思いました。
そして、1回目の鍼治療から3日後、まったく動かなかった後足で立ち上がった姿を見た時には、それまでの不安な気持ちから治ると言う確信の気持ちに変わった瞬間でした。2回目の治療後には、後足で踏ん張って排尿ができ、ゆっくりですが歩ける様になり、治療の回数を重ねるごとにしっかり歩ける様になってきています。
また、先生は、犬の頭や体を撫でながら治療を進めてくださり、臆病な犬の恐怖心や不安を取る配慮もしてくださるので、安心して針を受けることが出来ますし、看護士の方も色々な相談にも親切に対応して下さり、アドバイスをいただけるので助かります。
今後も治療は続きますが、走れる日が来ることを願って油断せずに見守っていこうと思います。 石崎先生に出会えて本当に良かったです。そして、これからも宜しくお願いします。