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猫の難治性皮膚疾患(不良肉芽) [院長ブログ]
●ガラ 三毛猫 ♀ 年齢不詳(約2歳)
●咬傷
初発は、咬傷による化膿から始まりました。いつも通り切開、洗浄、膿の排出処置を行いました。
●切開、洗浄
皮膚切開を行うと、その化膿は広範囲に深い部分へ及んでいました。
●排液装置
●1か月後
治癒不良。基礎疾患が存在する可能性を考慮し、副腎皮質機能亢進症、細菌感染、アレルギーの除外検査を行いました。
●2か月後
通常、湿潤療法を行うと肉芽(赤い部分)増殖と皮膚の再生が進み傷が治癒しますが、今回は、その肉芽がいくら待っても再生が弱く、上皮が再生されず治癒が起こりません。
●6か月後
上記の検査をクリアーして、湿潤療法を続けて何とかこぎ着けましたが、ここからがなかなか治癒に向かいませんでした。
●完治
治療のアプローチを変更し(皮膚科医の助言)完治に至ることができました。スタッフ一同、感慨にむせぶ瞬間です。
●めでたく退院
長かった闘病生活を終え、晴れて飼い主さんの胸へと言いたいところですが、ほとんど病院の猫と言って良いほどに馴染んでいたので感動の退院にならなかったのは飼い主さん共々残念でありました。
ガラちゃん元気でね〜。もう喧嘩しないでね。
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犬のアレルギー性皮膚疾患 [飼い主さん感想文]
石崎先生へ
今まで本当にお世話になりました。
小さい頃からアトピー性皮膚炎にアレルギー性皮膚炎を抱えたビスコは痒みや脱毛を抑えるために、色々な薬やサプリメントを服用していました。
それが、石崎動物病院にお世話になってからというもの、オゾン療法や食生活の改善で、薬に頼らなくてもだいぶ状況が改善したと思います。周囲からも、だいぶ赤みが減ったねと言われてとても嬉しいのです^^
ビスコの身体に負担をかけないということを第一に考えた治療を提案していただいたり、日常生活で実践できる健康に役立つ知識や食の大切さを教えていただいたりと、先生からはたくさんのことを学ばせていただきました。
いつも勉強熱心な先生に刺激されて、私もビスコのためにホリスティックケアや食育の勉強を始めたのですが、その結果、先生の言っていたことがいかに大切か、ということの再確認をすることにもなりました。
また、ビスコが子宮蓄膿症になったときは、
腹腔鏡手術をしていただいたおかげで回復も早く、私も安心して経過を見守ることができました。
ビスコは、診察を邪魔するくらい顔を舐め回しても、いつも笑顔で受け入れてくれる先生のことが大好きでした。
看護師さんたちもとても優しくて、病院なのに診察台や待合室で寝ちゃうくらいリラックスしていました。
そんな石崎動物病院でしたから、2週間おきに広島市内から1時間かけて通うことも、全く苦にならず、むしろ楽しみでした。
主人の転勤で引っ越しとなり、通うことができなくなったのが非常に残念ですが、先生に出会えて本当によかったです。
ビスコはもちろん、私もお世話になって心から感謝しています。
飼い主まで成長させていただけるなんて・・・
本当にありがとうございました!
耳塚りか&先生のことが大好きなビスコより











