広島県呉市「石崎動物病院」

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猫の慢性腎不全と諸々 [News]

●しろ ♂ 日本猫 15歳
主訴は「口から出血、嘔吐、7日前から食欲なし、水ものめない」でした。
身体検査所見は、著しい脱水、低体温(35.4度)。

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バイオレゾナンス(生体共鳴)測定は以下でした。
*腎不全
*口内炎
*消化管障害(胃、小腸、大腸)
*ウイルスの感染(ヘルペス、FIV)
*カビ、細菌の感染
*アレルギー
*電磁波障害(低周波、高周波)
*有害物質の汚染(農薬、化学物質、重金属、放射能など)
*水の汚染(水道水など)
*酵素、アミノ酸不足

脱水が重度の為に皮膚弾力が著しく低下し、頭頂部の皮膚をつまむと
トサカ状になってしまいます。
*赤矢印:脱水の特長です、引っ張り上げた皮膚が元にもどりません。首の部位を引っ張っても評価が難しくなります、頭頂部で観察することが大切です。

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●入院5日目
点滴を継続し、片鼻に栄養カテーテルを装着し脱水を矯正しました。
現在は自ら水を飲み、食事の臭いを嗅ぐところまで回復しました。

しかし、既に腎臓は>75%障害されています。
元の元は糖質過多による局所性インシュリン抵抗性が問題です。この問題は、食事に多く含まれる糖質により発生してしまいます。猫は特に完全肉食ですので、糖質(米、イモ、とうもろこしなど)は不要です。長い年月をかけて、糖質過多によるインシュリン抵抗性が長期間続くと細胞障害が発生して腎臓、その他臓器がやられてしまうのです。

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●未病での修復が肝心
長期間かけて作り上げた「悪い作品」を元に戻すには、相当の時間が必要になります。時には元に戻せないほど「完成しきった作品」になっていることもあります。

バイオレゾナンスの未病測定で初期に発見し修復を手掛けることで元に戻すことが可能です。また、薬膳併用も欠かせません。
飼い主さんは「悪い作品」が完成して症状が出現しない限り来院されることがなく、また、目に見えない予防的処置にはさほど興味がないのが現実です。

*以前の「病気にならない生き方、極意」を参考にしてください。
http://www.ishizaki-ah.jp/admin.php?ID=1257

病気にならない生き方を実践するには以下が肝です、
@酸化させない
A糖化させない
B間脳(松果体、視床下部、視床、下垂体)を守る
C腸を整え強化する

そして、病気の初期段階(未病)で修正、修復することがシンプルで最も大切な長生きの秘訣になります。
多くの飼い主さんの覚醒を希望します!


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副腎皮質機能亢進症と薬膳 [News]

●もも Mix 中型犬 9歳
副腎皮質機能亢進症とは、別名クッシング症候群と呼びます。
多くは下垂体の腫瘍により、副腎皮質よりホルモンが過剰分泌され、その影響で肝臓腫大による腹部増大、多飲多尿、免疫低下による感染症、皮膚の菲薄化・石灰沈着などの症状が現れます。
血液検査ではALP(アルカリフォスファターゼ)が高値になります。

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昨年5月に肛門腺癌の手術を行った際に、血液検査で異常(ALP2258)が発見されました。
臨床症状としては、腹部増大、多飲多尿がありました。
麻酔時に超音波検査を行うと副腎両側の肥大認めました。
右副腎6.4mm 左副腎7.0mm

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●薬膳療法とバイオレゾナンス
バイオレゾナンス(生体共鳴)測定では、以下の異常が気になりました。
*視床下部、下垂体
*副腎
*エストロゲン過多
*ミトコンドリア、リボソーム障害
*椎間板障害
*炭水化物、蛋白質障害

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エストロゲン過多にはプロゲステロンを処方、副腎皮質機能亢進症に関しては薬膳投与3種を始めました。
処方開始から10ヵ月が経過しました、お腹が引っ込みウエストが出現し多飲多尿が治まりました。
治療はまだ続きます。

●元の元
多くの病気の元には、インスリン抵抗性があります、糖質過多になるとインスリン抵抗性が発生し、炭水化物、たんぱく質、ビタミン、ミネラルが細胞内に入らなくなり、やがて細胞障害を発生します、それが臓器障害、病気です。

ドックフードには、多くの糖質が一緒に入っています。
何年にも渡り、糖質過剰食を食べ続けていれば病気はおとづれます。
👉「食は血となり肉となる」

*下記の様に穀類が先頭に来るフードは、選んではいけません、
できれば穀類、豆類、根菜類が入っていないものを選びましょう!

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障害された臓器に注目することは当然ですが、
その元の元を正さなければ病気の発生はふせげません。
「未病で発見し、早期の早期で対応することが肝なり」


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高周波による脳障害(バイオレゾナンス測定) [News]

皆様、暫くご無沙汰しており申し訳ありませんでした。

さて、新型コロナウイルス蔓延前兆で
警戒しなけばいけない状況になっていますが、
動物達には感染しないので安心してください。
しかし、飼い主さんが元気で生存していなければ動物達が不幸になります。
以下を参考にしてください。

腸を元気にする対策食材です。
@海藻(特にメカブ)
Aレンコン
B金芽米
C発酵食品(味噌、納豆、漬物)
D自分の腸に合ったヨーグルト

●ミク 13歳 ♀ ダックスフンド
遠くは島根県益田から来院されました。
主訴は「*前庭障害と診断されたが改善が見られないのではるばるやってきた!」
でした。
*前提障害とは?
内耳のある平衡感覚を司る部位の異常です。
その症状は時々発生して「ふらふら」するでした。
眼振はありません。

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●周波数測定
食欲、元気はありますが、頭が右にやや傾いていました。
レヨネックス社の機器で生体共鳴(バイオレゾナンス)を用いて測定してみました。
*低周波、高周波の汚染
*著しい酸化
*食事と水の汚染
*ω3の不足
*アミノ酸の不足
*酵素不足
*細胞内小器官の異常
*視床下部、脳下垂体の異常
*錐体、延髄の異常
*蝸牛、第8脳神経の異常
*内耳の異常
*小腸の異常
*ビオチン(ビタミンH)の不足

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PS10とPS1000

●飼い主さんにも異常
飼い主さんは、
「実は私も調子が悪く、3年前から耳鳴りがして、十分に睡眠がとれない状態が続いている、お医者さんへ行ってもまったく解決されない!」
と悲しそうに訴えられました。

上記のミクちゃんの結果と飼い主さんの異常所見から、まずは現場に赴いて電磁波測定を行うべきと判断し、数日後に休日を利用してご自宅へお邪魔することにしました。

約3時間かけて大好きな島根県に到着。
まずは家の周辺を一周測定して携帯電波基地局からの異常が無いかを観察します。電波基地局は見つかりましたが、たいした影響はありません。
続いて室内全ての部屋を検査しました。
Wifi、コードレス電話親機は、初診時のアドバイスで既に電源を切断していました、よって外からの影響を意識して窓際を中心に観察しました、しかし、特に著しい測定値が得れません。もどかしい時間が経過しました。

20分後、
居間の隅から定期的に高い周波数が出ることをキャッチしたのでした。
それは、な、なんと警備会社の無線装置だったのです。許可をいただきその装置の電源を切り、周波数が消えたことを確認して祈るように帰宅しました。

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高周波測定器

●2週間後
ミクちゃんの調子と合わせて飼い主さんの様子を伺いたく連絡をしました。
電話の向こうでの第一声は、明らかに初日にお会いした状況とは異なり、晴れやかで張りのある元気な声が聞こえました。「あら〜、元気そうですねー!」

「そうなんです〜♪、暫く耳鳴りは続きましたけど、今は全く無くなりしっかり寝れるようになりました。自殺したいと思った時が嘘のようです!ミクも私も元気になりました、有難うございました!!」
遠方まで出向いた甲斐がありました。

因みにミクちゃんの治療は
インスリン抵抗性改善、ω3、ビオチン補給、抗酸化水の投与、解毒と中和、生の鹿肉給与などを始めました。


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