広島県呉市「石崎動物病院」

動物に優しく思いやりのある診療をモットーに

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犬の慢性口内炎 [News]

●モコ 6歳 プードル ♀
数週間前から治療中だったそうです・・・・。
「4日前から食事を取らず、水も飲まない!」主訴で来院されました。

待合室に入った瞬間から著しい臭いに気付き、重症であることを想像しました。重度の歯石沈着による歯肉炎では、これほどの臭いは発しません。

口からはヨダレが持続的に流れ、普段はフレンドリーで顔回りを撫でるのが好きな子が、まったく触らせないほどの激しい痛みを抱えていました。

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それでも目を見つめて小さくしっぽを振って「助けてほしい」と挨拶。
「何とか治すぞー!待っててねー」と闘志が湧きました。

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●血液検査
重度の感染症による著しい慢性炎症が発生していました。
 WBC36,650(正常15,000)
 Mon4,330(正常1,000)
 CRP7.0(正常0.7以下)
以前からの症状がつづいていた慢性所見を思わせる
ALB(蛋白質)の低下もありました。

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●バイオレゾナンス測定
*アレルギー×
*大腸のカビ×
*ミネラル不足×
*高周波障害×
*肝臓×
*乳酸菌不足×
*抑制性T細胞の産生不良×


上記から感染を抑える薬膳、乳酸菌の処方、電磁波対策※
そして、抜歯を計画しました。

※電磁波対策にこだわる理由
病原体は酸化環境で活力が増加します、所謂、彼らの気付け薬と言えるものです。
病原体を薬膳で処理する際には、酸化環境を除去すると治療効果の増強、治療期間の短縮が望めます。
特に電気カーペット、Wifiルーター、スマホがいけません。

●抜歯
殆どの歯が動揺し、歯肉は赤く腫れ潰瘍化し、口唇は柔軟性を失っていました。
相当の痛みを我慢していたことが想像されます。

術前

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術後

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残念ながら殆どの歯を抜くことになりました(涙)

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●食道カテーテル
食欲なし、蛋白質の低下、薬膳投与を考慮して
食道カテーテルの装着を計画しました。

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●14日後
「自ら食べるようになり、元気になった。」と聞きました!
ヨダレはまだ残り未だ感染症は続いていますが、
臭いはほとんどありません。

今回の口内炎は自己免疫疾患と感染症と診断しました。
歯石により口内炎が発生してもここまでの状態にはなりません。腸漏れによるアレルギー疾患と口腔内の細菌感染の合併により一気に状態が悪化したことが考えられます。

当院では感染症に99%抗生剤は使用しません!
腸漏れによるアレルギーが元の元に存在している中で、抗生剤を処方するとカビが優位になりアレルギーがさらに悪化し、漏れが進行し足を引っ張るからです。
併せて耐性菌の心配があります。

抗生剤使用はだらだらと広域のものを使用せずに
狭域で短期間タイプが望ましいと言われますが、、、、
狭域、短期使用でも細菌は消滅し腸内細菌の多様性を失い耐性菌が出現する可能性があります。
特に経口薬の使用はいけません。

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我々は腸内細菌はじめ体に住んでいただいている微生物により
生かされていることを忘れてはいけません!
仲間を殺す、あるいは豹変させるような人的行為(抗生剤、消毒剤の乱用)
は避けるべきなのです。

●4カ月後
血液検査は正常化しました。
腸漏れ、脳漏れ、病原体、細胞膜障害はまだ残りますが
これから徐々に治していきます。

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猫の慢性腎不全 [News]

●すず 三毛 ♀ 20歳
「食欲全くなし、寒くなり全く動かない・・・。」主訴で
7年振りに来院されました。

脱水が著しく、痩せて栄養状態が重度に悪化していました。
血液検査は慢性腎不全(BUN.CRE,Na,Tp)を表す数値が高値でした。
幸い貧血、リンの上昇はなく他も正常でした。

飼い主さんは、あきらめムードで
「年齢ゆえに期待をせず脱水を補う水分補給のみ」を希望されました。


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翌日から食欲が出現、
積極的な治療に切り替えることなりました。

バイオレゾナンス測定では
*腎不全×
*アレルギー×
*病原体(大腸内カビ)×
*細胞膜障害×

数日間の水分補給の継続と薬膳処方を行いました。

●3ヵ月後
2.0sの体重が2.3sに増加。
食欲、元気あり。
最近は自己主張が強くなってうるさくなってきたそうです(笑)。

「これから、問題点をじっくりと修復して25歳まで頑張りましょう!」
とお伝えしました。

猫の腎不全の原因は病原体であることがしばしばあります。
早い段階で薬膳で病原体を叩くことで重症化を防ぐことが可能です。
そして、必要です。
しっかりとした作品(病気)が完成する前に、未病である初期の初期段階で
原因除去を行うことが肝要です。

元気食欲があり血液検査などの各種検査で異常がなくとも
病気の物語は始まっています。
バイオレゾナンス(共鳴)測定で未病の未病を発見して
早期の早期で手当てを行うことをお勧めします。

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顔もふっくらと

続く・・・・。

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犬の肝細胞癌 [News]

●ゆき ♀ 柴犬 13歳
「急にお腹が大きくなったので、連れに来て欲しい」と連絡が入りました。

誰が見ても大きなお腹でした。
身体検査では、腹水感あり、乳腺腫瘍数か所、涙焼け、歯石(1+)でした。
フィラリアの予防はしていません。

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●バイオレゾナンス測定
*犬糸状虫〇
*肝臓×
*肝細胞癌×
*T、グラブラータ(カビ)×
*胆嚢、膵臓〇
*ミネラル×
*大腸菌×
*食事と水の汚染×

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●血液検査
血液検査の異常は肝胆道系酵素 ALT694(正常<250)のみの上昇でした。

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●超音波検査
大量の腹水と肝臓組織の不整と不均一を認めました。

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●治療方針
血液検査では軽微な異常でしたが、
バイオレゾナンス測定と超音波検査で
肝臓における悪性腫瘍(肝細胞癌)と仮診断しました。

食事改善、免疫増強、抗病原体薬膳、腸内細菌のバランス調整計画を立てました。

続く

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