広島県呉市「石崎動物病院」

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(続)猫の平滑筋肉腫 [News]

●肛門復活
先日の平滑筋肉腫付きの脱腸を起こした14歳のミーチャン、本日無事に抜糸を終了しました。括約筋を解放しているだけにやや締りが良くありませんが、次に続く便に押し出されて上手くいっています。肛門もようやく元に位置にもどって安心していることだと思います。(笑)

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これは、お尻です。

これより免疫を上げて再発に備えることが大切です。
ミーチャン晴れて退院です。お疲れさまでした〜♪


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島根県 頓原温泉 [院長コラム]

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●頓原温泉
三好インターを降りて60分。混雑している蕎麦屋「一福」を右手に見ながら、しばらく走り右におれます。隣のデーケアーセンターと併設しているようで、一見温泉があるとは分りにくい場所です。

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●泉質
炭酸泉。多賀の湯よりは、濃度は薄い気がしましたが、疲れが取れそうです。源泉は14.5度を40度程度に加温しているそうです。三瓶周辺の多賀の湯、鶴の湯、亀の湯、千原、湯元とこの頓原。みな共通した炭酸泉で濃度の違いはありますが近いものを感じます。
次の温泉のハシゴがあったので、慌ただしく湯を後にしましたが、休憩室は充実しており、源泉を戴くコーナーもありました。今度は、もう少しゆっくりと入りに来たいものです。


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あれ?単なる直腸脱?? [News]

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●直超脱
直超脱とは、直腸が肛門から脱出することを言います。慢性下痢が続きつねに腹圧がたかまると飛び出すことがあります。しかし、この直腸脱の場合、いつもと異なりました。肛門から直腸が脱出するのが通常ですが、肛門は直腸の横に位置しています。つまりこの腸は肛門とは別の場所から飛び出していたのでした・・・・?

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●整復術
まずは、一方の肛門を切開した後に、脱出している肛門を切除しました。その後、括約筋を解放したまま周辺組織と肛門を縫合し、廃液用のドレインチューブを装着しました。長期間上記のまま放置されていたせいか、やせ細っていますが、食欲はすごくありますので、まだまだ頑張れると思います。少し肛門の形は変わりますが、少々がまんしてください。

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●病理検査
半年前から癌ができたと思い、もう年だからと放置していたそうです。たしかに飼い主さんが言われれように通常の直腸ではありません、しかし、長期に飛び出していたために、この様な変化が生じたことも考えられます。病理検査の結果を待ちたいと思います。

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ところで、此の直腸脱はどうして横から飛び出していたのか・・・?たぶん、一度肛門が裂け側方に移動し、その裂けた傷が治ってしまったため、肛門は正常位置にあるが、便はその横に飛び出した腸から排出されていたことになります。なんとも初めての経験で、整復に頭をひねりました。事情はミーちゃん(14歳)のみが知ることですので、後ほどよく話を聞いてみたいと思います(笑)。現在は、食欲が安定し、数日後の退院に向けて頑張っています。  もう一花咲かそうぜ!ミーちゃん

●病理結果
結果は中悪性度の平滑筋肉腫でした。平滑筋とは子宮、膣、消化管などに分布する筋肉のことで、その筋肉の異常増殖により発生します。悪性度が低い場合には転移の心配はありませんが、中程度であると再発に注意が必要となります。幸い組織的に完全切除がなされ、脈管への侵襲像が認められないので転移の可能性は低いとの報告でした。


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