広島県呉市「石崎動物病院」

動物に優しく思いやりのある診療をモットーに

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2009年01月24日(土)

いたしかたないかな?喧嘩人生。 [News]

●猫の膿瘍
猫ちゃんの雄に特に多い病気です。
ほとんどの原因が喧嘩で、咬傷から感染が起こり、袋状に皮膚の下が膨らんでしまう状態を言います。
予防は、外に出て喧嘩を防ぐ事ですから、去勢手術をしたり、閉じ込めておくことです。
中には、去勢手術がまったく効果をしめさない場合もあります。

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マル 雄(去勢手術未)3歳 Mix

■いつも外へ徘徊するのが大好きで喧嘩が絶えません。今回も左眼の上を咬まれてしまいました。
■マルは人間にはとても優しいのですが、日夜縄張り争いで奮闘し、同じ猫には厳しいのです。

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@左の眼の上(耳下)が少し膨らんで
見えます。

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Aそのカサブタを剥がすと、膿が
出てきました。

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B膿を拭き取ると、小さな穴がみえます。

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C探子を使って膿瘍の広がり、深さを
検査します。

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D実際の膿瘍の広がりは、この様に大きく最下部を狙って切開を行いました。洗浄繰り返した後、バンテージで保護します。

♂は縄張りを作り、子孫繁栄の為に外を出歩きながら♀を探し回ります。そして、縄張り間で喧嘩が生じます。
いたしかたないことですが、喧嘩によりウイルス感染、慢性腎不全のリスクが高まるなどの危険が発生します。穏やかで、病気の少ない一生を送るには、早期に去勢を行い、食事管理を徹底して肥満を防止することが、一番良い方法だと思います。

09時36分


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