広島県呉市「石崎動物病院」

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外科

犬の膀胱漿膜膿疱 [News]

●コーギー 14歳 ♂去勢済み ハッピー
「尿がでにくい」主訴で来院されました。病歴は、かなり長く5年前から血尿が続く症状に対して、抗生物質、止血剤、ステロイド、キノコのサプリメントを出してもらっていたそうです。

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まずはスクリーニングとして身体検査、一般血液検査、尿検査、超音波検査の了解をいただき病状把握に努めました。
血液検査の結果は、肝臓酵素の上昇、コレステロールの著しい上昇以外は正常でした。尿検査では軽度の血尿が見られました。続いて主訴である泌尿器系を超音波検査を行いました。

●超音波1
膀胱が2つ存在するかに見えます。前立腺偽嚢胞が頭に浮かびましたが・・・・。

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●超音波検査2
別の日の検査では、膀胱内?に紐状の仕切りらしき物が見られました。偽嚢胞は、容量が尿の量に左右されることがないので・・・・となると別の先天性の問題があるのか?とも考えらます。

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●開腹
膀胱周辺の異常であることは間違いないので、試験的開腹で対応させていただく事をお願いしました。

膀胱頚部に薄い膜に覆われた袋状の物が見つかりました。当初は前立腺偽嚢胞と仮診断して開腹に臨みましたが、宛てが外れました。その袋の発生は前立腺からではなく、膀胱に隣接していることがわかりました。

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●鈍性剥離
膀胱に付着している状況を明確に把握するために、周辺組織の鈍性分離を行いました。よくよく観察するとその袋はどうやら膀胱の一番外壁を構成する漿膜であることが分かってきました。

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●漿膜切開
尿道から挿入したカテーテルで尿を吸引しながら観察した結果、膀胱と繋がっていることが想像されました。次に漿膜を切開し、その内部をかんさつすると1mm未満の小さな穴が開き、その穴から尿が漏れ出ていることが分かりました。

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●包縮
膀胱を縫合後、膨らんだ漿膜の袋を縫い縮めました。

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●術後
尿道カテーテルを膀胱まで挿入して、閉鎖回路を繋ぎ3日間維持しました。翌日は血尿が著しく排出皿心配されましたが、カテーテル抜去の4日目には、血尿が見られなくなりました。10日後の再診では、尿が順調にでるようになったと喜んでいただき一安心です。

1ヶ月後の来意時は、「尿が気持ちよく出るようになった!」と喜んでいただきました。以前の薬は一切中止し、現在は良質な水と良質な食事に変更して酸化した体の改善に努めています。

●2か月後
「尿の出」は、5年前の状態に戻り、すっかり良くなったそうです。せっかく尿の出が良くなったので、身体の総合的な診断を行い、未病を認識して臓器障害が出る前に改善し、快適な余生を過ごして欲しいと思います。

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ということで話が進み、未病の総合診断としての検査「@エネルギー有無A経絡障害B電磁波の影響C酸化状態D有害物質の有無E生理活性物質の不足F酵素不足など」を行うことになりました。


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猫の膀胱破裂 [News]

●ミー 6歳 ♂
今朝8時に足に怪我をしているので見て欲しいとご連絡が入りました。飼い主さんは単なる猫同士の喧嘩で傷を負ったと理解されていましたが、拝見するとかなりの衰弱が診られ、嘔吐も伴っています。足の負った外傷は骨が露出するほど激しいので、膀胱破裂も想定して、急ぎ血液検査を行いました。

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血液検査では、腹部に受けた衝撃から著しい肝臓酵素の上昇、尿素窒素の上昇が有り、腎臓破裂、尿管断裂、膀胱破裂のいずれかを疑い、緊急手術を準備しました。しかし、来院当初は、血圧の低下を伴うショック状態が見られ、直ぐに手術を行うわけにはいかず、先ずは急速点滴による血圧維持と疼痛管理を中心に開始しました。

●開腹手術
血圧が安定後、次に腹部を開けて泌尿器系を精査する計画をたてました。
開腹して破れていると想像して膀胱を探すも見つかりません、しかしお腹の中にはかなりの出血と液体貯留がみられます。精査すると破れた腹膜から足の筋肉の隙間に入っている膀胱が見つかりました!見事に膀胱の三角部(尿管が開口する部分)のみを残して膀胱がありません。急遽その膀胱の代わりの作成にとりかかりました。

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●切り出した空腸
距離的な問題をみたすのは空腸と考えられ、その一部の腸を切り出して袋状に形成することにしました。

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●膀胱の設置
切り出した腸の片側を縫合し、そしてもう一方を2本の尿管と繋ぎ袋状に作成しました。(青矢印)黒の矢印は、切除後縫合した空腸です。

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●はじけ飛んだ膀胱
筋肉の隙間から見つかった膀胱です。まん中の穴の部分が尿管排泄口のあった膀胱三角部です。

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●今後
急遽作成した空腸代用膀胱により排尿が可能になり、尿毒症は回避され顔色も良くなりました。しかし、膀胱がはじけ飛んでしまう程の強い圧力を受けているので、その他の臓器の影響が心配です。今後の予後が生死を分けると思いますが、なんとか頑張って欲しいです!

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犬の舌腫瘍 その1 [News]

●ノア ♀ 14歳 ダックスフンド
以前、舌腫瘤を病理検査に提出した結果は、炎症性肉芽腫病変と診断が下り経過観察を行うことになりしたが、それから1年、よだれに血が混じり、食べたいけど食べれない、日に日に痩せてくるなどの主訴で来院されました。検査、状況に応じては摘出を考え麻酔を施しました。
今回の病変は、舌下側、口峡部に広範囲に広がり、前回とは性質が異なっている感があります。

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●口腔内検査
口を開けてみると舌根部に大きな肉芽様腫瘤が目に止まりました。

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●舌側部
同じく舌側部左右、舌根部も腫れ上がり、塊状の病変となっていました。

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●摘出
術後の機能害を心配しつつ、舌根部から舌側部にかけてできるだけ左右を広範囲に切除しました。

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●縫合
摘出後は定法通り縫合しました。

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●術後
この度、飼い主さんは病理検査を希望されませんでした、悪性所見と仮診断し、先ずは@水の変更(還元電位の高いもの) Aミネラルの補給 B電磁波の除去 D生薬の処方 E食事の変更(化学物質、農薬、重金属汚染のないもの)を早速に開始しました。

術後3週間ですが、出血もよだれも治まり、舌の機能障害も順調で、術前は、落ち着きがなく虚脱していましたが、病院のテーブルで仰向けでくつろぎ、いつもの「ノア」に回復しました。


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