広島県呉市「石崎動物病院」

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2010年06月02日(水)

真菌症について [News]

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●真菌症とは?
「カビ」「水虫」と表現したほうが分かりやすいと思います。特徴的な所見は丸いリング状に毛が脱毛することです。しかし、細菌性皮膚疾患も似たような所見を示しますから、顕微鏡下の「毛」の観察が重要な検査になります。

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あ!それから、飼主さんに同様の皮膚症状があれば、伝染したことが考えられ診断しやすくなります(笑)

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●胞子
毛を処理して観察すると、真菌の胞子が毛に沿って並んで見えれば、まず、間違いありません。診断がつきにくい場合には「真菌培養」も一緒に行うことがあります。

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●ラブ プードル8歳 ♀
穏やか性格の優しい子です。ある日突然、自分で自分の血液を壊す「自己免疫疾患」になり治療が始まりました。一時は、血液の破壊が著しく、何度も輸血を繰り返しました。その血液を壊すことを阻止するために免疫抑制剤を使用するのですが、その影響で、免疫力が下がり、皮膚に真菌症が発生してしまいました。現在、免疫抑制剤を切り離しつつある段階で、貧血も改善、元気、食欲も戻り、この真菌もじきになおることが予想されます。もう少し頑張ろう!


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10時38分


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