広島県呉市「石崎動物病院」

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2010年10月26日(火)

根管治療 [News]

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●第4前臼歯の露髄
2年前に上顎の第4前臼歯冠の欠損を生じたそうです。犬ではこの部分が一番障害を受ける所です。最近、歯磨きを嫌がるようになったということで紹介されました。

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●歯髄の洗浄、研磨
本来第4前臼歯には、3本の根があるのですが、内側の根は存在していませんでした。歯の根の先端までの長さを測定し、歯髄を段々と広げる操作を繰り返します。

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●歯髄の消毒、充填
歯髄内を研磨後消毒を行います。次にガタパーチャ―という充填物質を注入します。

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●レントゲン撮影
レントゲン撮影にて充填状況を確認します。

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●エナメル修復
最後に、エナメルを修復して、歯石を除去して終了です。

●メッセージ
人間と比較して、動物の歯周病は放置され、それが進行して歯が抜けてしまいます。また、動物は歯が欠けて滲みる場合でも放置されていることがほとんどで、その露出した髄から感染が始まり、根の元に感染巣が作られ痛みを持ったまま過ごす日々が始まります。
早い段階でエナメル処置、歯髄処置を行い、末長く健康な歯を維持できるように気をつけて欲しいと思います。


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06時41分


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