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2011年05月14日(土)
尿検査のおきて [News]
●尿検査について
皮膚の膿瘍で検査をするとよく遭遇する状況ですが、膀胱炎でも白血球が菌を食べている所見を見かけることがあります。当然、ここで抗生物質を使用しますが、その前に無菌処置を施し、膀胱に直接針を刺して検査用の尿を採取します。
そして、まずは、グラム染色と菌の形態から選択した古いタイプの抗生剤を投与して、約七日後の培養結果を待ちます。
気を付けなければいけないのは、闇雲に抗生剤を乱用することであり、使用するのであればルールに乗っ取って使用しなければなりません。患者さんにしてはいけないこは、不適切な使用による耐性菌の出現です。
ということで、めんどくさい検査を繰り返したり、直接膀胱に針を刺して尿を採取することをご理解くだされば幸いです。
12時58分