広島県呉市「石崎動物病院」

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2012年05月05日(土)

腎臓腫瘍の摘出 [News]

●ヨークシャ、♀、こまめ、5歳
主訴は定期的な嘔吐。発症時期はいつからは分からないそうですが、頻繁に吐くので太れないとのことで来院されたそうです。そして、超音波検査と針で吸引生検したところ腫瘍と診断され、その獣医さんの紹介で来院されました。

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●超音波検査
超音波も腎臓の血行状態を観察するために欠かせない検査です。悪性と思われる大きな腫瘤が見えます。

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●レントゲン造影
腎臓摘出時には、絶対に行わなければならない検査の一つです。片側の腎臓の状態を観察し、しっかりと腎臓が働いていることを検査しておかないと、摘出後に腎不全がやってきます。こまめは幸いにして両方の腎臓が機能していました。

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●摘出術
大きく腫大しているため切開創は大きくなりました。腎臓の動静脈、尿管を結紮、切断してから腎臓を取り出しました。

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●摘出腎
腎臓の見た目は、手前の正常と思われる部分と後ろの大きく腫大した8割を占める腫瘍に侵されていました。
病理検査結果は、腎癌。脈管浸潤はなく転移性は高くないと返答があり、悪くとも嬉しい内容でした。

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08時24分


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