広島県呉市「石崎動物病院」

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2012年04月02日(月)

モルモットの乳腺部腫瘤 [News]

●コンちゃん、♂、3歳
鳥、モルモット、ハムスター、兎などの小動物に於いては、犬、猫と比較して麻酔の管理が難しくなり十分ではありません。一方、犬、猫に於いては、人間と同様の麻酔管理が可能です。
今回、コンちゃんは「乳腺周辺にできた腫瘤から出血が激しく続く」ことで来院されました。急ぎ摘出することをお勧めしましたが、切開手術ではなく、患部を凍らせて壊死させる方法を行うことにしました。

画像(330x247)・拡大画像(640x480)

●凍結処置
乳腺周辺にあった3p大の腫瘤を凍結しました。
白く丸くなっているのが腫瘤でかちんかちんに凍っています。
*注)病理検査を行っていませので、腫瘍を腫瘤と表現しています。

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●1週間後
腫瘍全体が小さくなり、カサブタが上に乗っています。

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●2週間後
カサブタが剥げ落ち、ほとんど腫瘍が無くなったのが分かります。

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●今後
2週間後の診察で、まだ奥に腫瘍が残っているのが分かりました。引き続き同処置を繰り返すことで、完全切除と同等の内容にすることができます。
回数はかかりますが、犬、猫ちゃんと比べて麻酔管理、滅菌管理のしにくさを考慮すると、この方法がベターだと思います。


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08時18分


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