広島県呉市「石崎動物病院」

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2012年10月31日(水)

犬の慢性血尿 [News]

●マロン ♂ ゴールデン 11歳
「明らかに分かる血尿がいつまでも続く。」主訴でセカンドオピニオンを求めて来院されました。精密検査に乗り気でなかったのですが、著しい血尿により急速に貧血が進み蛋白質が低下したため、飼い主さんの重い腰が上がりました。そして、本格的に検査を行うことになりました。

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●超音波所見
拡張した腎盂とその中に血餅様所見が見られました。

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●レントゲン造影検査
腎臓摘出を目的に片側の腎臓が機能しているかどうかを造影により確認しました。

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●摘出腎臓
腎臓を割ってみると、大きな血液の塊(血餅)と血栓がみられました、肉眼的には明らかな腫瘍は発見できませんでした。

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●病理検査とまとめ
結果は、悪性腫瘍である腎臓の血管肉腫でした。腎臓に小さな腫瘤病変が点在していたことから、肝臓(手術中に肝臓の腫瘤病変がきになった)、腎臓、右心耳などに好発する血管肉腫の転移が考えられと思われます。これより、免疫を上げ心地よい余生を過ごしてもらいたいと思います。術後20日した現在、血尿が止まり、貧血は改善、蛋白も上昇していました。

飼い主さんに、気をつけてもらいたいことは、「見た目は黄色でも血尿がある!」「血尿と侮るべからず、明らかに異常である!」「継続する血尿は検査で追究すべし!」です。

14時53分


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