広島県呉市「石崎動物病院」

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2013年03月05日(火)

猫の糖尿病 [News]

●クマ ♂ 9歳 Mix
主訴は「多飲多尿、脱水、嘔吐、体重減少など」でした。この症状と高齢の猫であることで高率に疑う疾患は、慢性腎不全と糖尿病です。早速、血液検査と尿検査を行いました。結果は血糖値456mg/dl。糖尿病を疑いましたが、先ずは食事でコントロールすることにトライしました。また、気を付けなければいけないことは、猫はストレスでも高血糖になることです。

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●猫の糖尿病
糖尿病は、人間同様に生活環が変化し、2番目に多い内分分泌疾患と言われます。危険因子は@年齢;9-13歳がピークA肥満B中性化(避妊、去勢)C性別;♂に多いD品種;♀の1.5倍などが上げらます。
糖尿病には2つのタイプがあり、猫は2型糖尿病が最も多く、インスリン非依存型とも呼ばれます。つまり、インスリン注射の必要がなくなる可能性があります。

●治療
治療は、状況によりますが、多くは初診時点で高血糖により著しく脱水し衰弱していることが多く、まずは輸液を行い脱水を矯正します。そして、インシュリンを低用量から開始し、一定期間後に血糖値を時間単位に追っかけて最低値血糖値を探します。そして、其の後の自宅での管理の為に飼い主さん自身が注射のトレーニングをして、朝晩注射していただかなければなりません。

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●予防
予防は、肥満を防ぐことが大切で、既に肥満している場合は、徐々に減量させることが肝要です。減量を焦り、絶食を2日以上させた場合には、脂肪肝(肝リピドーシス)になる危険があります。私見ですが、猫は本来肉食であり、キャットフードを食べる生き物ではなく、なぜならばキャットフードの主成分は穀類(炭水化物)であり、ライオン、トラの食事は肉、内臓、骨であることは明らかです。遺伝子に逆らった食事を戴くことで、体に負担が生じ病気に繋がってしまうことを理解し、根幹から考え直さなくてはなりません。


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17時03分


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