広島県呉市「石崎動物病院」

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11歳マル 腹腔内腫瘍  「年寄物語」その2 [News]

「年寄り物語」その2
●まる ♂ 11歳 ゴールデンレトリバー
(小型犬に比べると、大型犬の年齢は高くなります。)

●4月5日(日曜日)
「腹部に異常があるので、詳細を検査して欲しい。」と他の先生からご依頼がありました。
病歴は、7日前から突然元気が無くなり、徐々に回復するも、食欲が今一つ出ない。まずは、腹部の異常部位を超音波装置で詳細に観察しました。

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●腹部超音波像です。
明らかに、大きな塊を認めました。
内容が不均一ですから、悪性所見も考慮されます。

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●7日前より貧血状態は、ずいぶんと回復している様子でしたが、元気、食欲がないとの主訴でしたので、血液凝固系(止血出来るか)を確認の上、緊急手術(脾臓摘出)を行いました。

この右側の塊が腫瘍です。
その裏側に腫瘍が破れた部分が発見されました。(7日前の突然の虚脱は、その破裂が原因だと考えられます。)
肝臓、その他の臓器への肉眼的転移所見はなく、一安心です。
しかし、このパターン(犬種、内容)は血管肉腫という悪性腫瘍例が多いので心配です。

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●術後の麻酔の醒めも良く、遠方(竹原)からお越しいただきましたが、当日に帰宅できました。
翌日、お電話で確認すると「物凄く元気で、食欲旺盛!」我々一同、嬉しい限りです。
これからの「生き方」が余命を左右します。今までを反省して、前向きに、そして、体に優しい生き方で頑張りましょー!

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看護師募集!(アルバイト可) [News]

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5年勤務した看護婦さんが出産のため、一時現場を離れます。
つきましては、スタッフ(看護師)を急募しています。

●資格は必要ありません
●優しくて、思いやりのある方
●真面目で誠実な方
●動物の命を預かる重さを知り、向上心のある方

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詳細は、電話あるいは、メールでお問い合わせください。
お問い合わせ先 婦長 島田まで

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18歳マリ、Ohooo!オーマイガット! 「年寄物語」その1 [News]

「年寄り物語その1」
●呉市内の先生より紹介で来られました。マルチーズのマリちゃん。「数年前より気になっていたが・・・様子を見過ぎてとんでもないことになってしまった・・・。」とのことです。

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●お話を伺うと、18歳。聴診させていただくと心雑音!
お顔を拝見すると、「あらら・・・。」確かにとんでもない状態です。特大眼瞼腫瘍!
性格が激しく、触ることもできません。
しかし、この気の強さが、今日の長寿につながったと想像されます。それは、それで、感謝しましょう。

早速、手術日を予約し、それまで心臓薬を飲んでいただき、できるだけ安全に手術が行えるよう配慮しました。

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●手術当日です。
腫瘍が瞼の8割を覆い、眼が見えない状態です。
今まで、瞼の腫瘍を切除してきましたが、こんなに大きなものは初めてです。
通常、瞼の1/3までであれば瞼の切除のみで、ほぼ元通りになります。今回は、余りに大きいので、頭から皮膚をもってくる計画を建てました。しかし、飼い主さんのご都合で、まずは凍結手術で、様子を見たいとのご希望でした。

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●凍結手術の準備が整い、麻酔に入りました。腫瘍の状態をしっかりと把握後、炭酸ガスレーザーでの処置が良いと判断し、方針を切り替えました。

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●10日後のスッキリ顔で〜す。
結膜充血もなくなり、ベッピン顔になりました。

今回の印象は「赤いリボン」と「目のでき物」が対称的だったことです。多くの飼い主さんが同じ傾向にありますが・・・リボンがついていることは、少なくともトリミングへ行っていると想像され、リボンを付けて可愛くする前に、でき物を取って、可愛くすることを優先していただきたかったと思わず思ってしまいました。(スイマセン)
とにもかくにも、綺麗になってよかったね。これから、20歳を目指して益々元気に長生きしてください! Toshi

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