広島県呉市「石崎動物病院」

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犬の食物アレルギー [News]

●ひなた ペキニーズ 6歳
若い頃より、膿皮症(皮膚に生じる細菌感染症)と掻痒症(痒い痒い)を繰り返していました。

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以前にリンパ球反応試験で食事アレルギーに関して情報を得ていましたが、結果は(白)でした。しかし、変わらず皮膚病を繰り返すため、量子検査を行いました。そして、食物アレルギーと仮診断を行い、食物トライアルを始めました。良好化と思い気や一旦好転したかに見えてもも、やはり再発を繰り返していました。

ある日、娘さんとお母さんにこう問いかけました「だれか指定した食事以外を与えていませんか?」・・・・しばらくの沈黙の後、お母さんが「ほんの少しだけ、欲しがるので鶏肉を与えています・・・。」と申し訳なさそうに仰いました。実はお母さん、他の物を与えてはいけないと知りつつ、少しならば構わない、そして、可哀想だからと間違った理解をされていたのでした。犯人捜しをするつもはありませんでしたが、目の前で告白(自首)されたことになりました。家族全員の心を一つにすることが食事アレルギー試験と管理における絶対条件です。再度、事情をお話して「今日からは絶対に与えないでくださいね」と優しくお願い申し上げました。

●脇(治療前)

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●脇(治療後)

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●お腹(治療前)

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●お腹(治療後)

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●側面(治療前)

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●側面(治療後)

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●肛門(治療前)

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●肛門(治療後)

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●食事管理
当院の食事の推奨は「生肉、生内臓、生骨など」です。食事アレルギーとなると多くの動物は僅かに限定された抗アレルギー食を食べなければならない生活になります。それは致し方ないことと理解しても、心配なのはそのフードに含まれる化学物質と酸化した油の問題です。対策としては、できるだけ小袋で購入して、化学物質除去処理をして戴くことです。ご相談ください。


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猫の食物アレルギー [News]

●モモ 日本猫 ♀ 4歳
「激やせして食べたら必ず嘔吐する、1週間ほど入院させて元気にして欲しい!」と来院されました。見るからにエネルギー不足の顔で、随分と痩せていました、そして、上胸部と後肢背面の脱毛が見られ、舐めるところをみると痒みがありそうです。

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上胸部の脱毛

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後肢背面の脱毛

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●検査と治療
血液検査では異常は見られません、量子検査より食物アレルギーがリストアップされました。そして、絞られたのはアレルギー用の処方食と鹿肉でした。味気なく化学物質を含有している処方食よりは、触感が良く化学物質の無い鹿肉に変更することにしました。しかし、猫ちゃんの場合、なかなか頑固で手こずります。

●経過
食事アレルギー故に限定された食事になるので我慢が必要でした。最初は舐める程度でしたが、6日目からようやく口元に持って行くと一口食べ、8日目からは完食するようになりました。この間、あれだけ激しかった嘔吐は一切なくなりました。試験的診断ではありましたが、食事アレルギーによる嘔吐と皮膚病と診断され、9日目には退院の運びとなりました。
次回にはふっくらとした姿で会えるのを楽しみにしています!


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のみアレルギー性皮膚炎 [News]

春先から秋にかけて蚤の発生時期になります。
それに伴い、蚤アレルギーが発生します。

●ちず、三毛猫、♀、10歳
「2−3日前からお腹がただれる」主訴で来院されました。
身体検査では、軽度の肥満と、歯石、腹部の湿疹、そして、蚤を見つけました。

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急性湿疹により、紅班、脱毛、感染が見られました。感染症に対する抗生物質と炎症を除去するステロイドは使用せずに、蚤の駆除と鉱石パウダーと舐め壊さないようカラーを装着しました。

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●10日後
赤みがすっかり引き炎症がなくなりました。

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●チビタ ♂ 柴犬
野犬に咬まれた主訴で来院されました。
拝見すると著しい蚤と掻痒、便からの瓜実条虫(蚤が媒介する腸内寄生虫)の排出、右大腿部の急性湿疹がありました。患部にはブドウ球菌の感染がみられました。

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●蚤駆除について
当院では、蚤の駆除薬の予防的使用はお勧めしていません!なぜならば、安全と言われながらも、蚤がバタバタと死亡してしまうう化学物質だからです、甲殻類にしか影響がないと説明されますが決して体に良い訳がないと思っています。メリットとデメリットを計りにかけながら繊細に注意を払い、安全性を最優先にしてお渡しています。


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