News
猫の膀胱炎と子宮蓄膿症 [News]
●アジ子 ♀ 10歳 日本猫
主訴は調子が悪いでした。
身体検査では、痩せていること以外は問題がありませんでした。
しかし、バイオレゾナンス周波数測定では、病原体感染、膀胱炎、胃の障害、アレルギーが見つかりました。薬を受け付けないので止む無く長時間型の抗生物質を使用しました。
2日後には調子が良くなり、家で走り回る程元気が出てきたそうです。
その際の周波数測定では、大腸菌感染による膀胱炎が軽度に改善していました。さっそく食欲が出てきたので飲み薬に切り替えました。
14日後、調子は順調で血尿も無くなっていましたが、再び食欲不振、血尿、歩き方がおかしい主訴で来院されました。
血液検査を行うと白血球が増加しています、膀胱炎の再発かとも思いましたが、本院で超音波検査をしていただくよう伝えました。
●超音波検査
超音波検査では、異常が直ぐに分かりました。正常腹部に存在する液体は、胆嚢、膀胱、腸管しかありません、膀胱(赤◇)の横に同様に存在する液体の袋は腸管以外に存在しないので異常(黄⇒)となります。腸閉塞で液体貯留もありますが、層状形体が特徴で鑑別は可能です。
●手術
超音波像の通り、膿が沢山たまった子宮が出現しました。通常通り、卵巣と子宮、子宮頸管を切除し閉腹しました。
●術後
術後、5日間は全く食事に目をくれませんでした。
アレルギーが発見されたため、胃腸障害を改善させる目的でアレルギー食を与えましたが見向きもしてくれません。
猫ちゃんの場合は、そう簡単には食事変更ができません、小さい頃に食べた食事がインプットされ、途中からの変更を行うことには難しく、かなりの時間を要します。
6日目にしぶしぶ一口食し安心しました。
今回は、膀胱炎と子宮蓄膿症の合併でした。
反省すべきことは、費用セーブと分院での診察のために超音波検査が遅れてしまったことです、また、膀胱炎との併発があり、一旦は抗生物質で膀胱炎が落ち着いてしまったことで、子宮蓄膿症の発見が遅れてしまったことです。
その後、元気になりました。
しかし、追加検査では、アレルギーの影響による胃腸障害に加えてインスリン抵抗性、ミトコンドリア、リボソーム障害が発見されましたので現在治療継続中です。
関連タグ :
犬の会陰ヘルニアと睾丸の腫瘍 [News]
●一休 コーギー ♂ 11歳
便が自力で出たり、閉塞した際は病院で便を取り出し、何度か望みを持ちながら手術に踏み切れず3か月が経過しました。今回ようやく決心がつき実施することになりました。
●腹部腫瘤と超音波
手術の為に麻酔をかけた際、腹部の異常に気付きました。本来であれば触診の段階で気付かなければなりませんが、普段あまり触らせてくれないのが仇になりました。
慌てて超音波検査を行うと、腹腔内に残留している睾丸の位置に腫瘍と思われる像が浮かび上がりました。
●ヘルニア整復と睾丸腫瘍の摘出
会陰ヘルニアは尾が無いのでやりやすいようなやりにくいような感じで定法通り行いました。
飼主さんの希望で病理検査には提出していませんが、睾丸の腫瘍はセルトリ細胞腫と思われます。睾丸は常に冷やされた状態でなければならないのですが、腹腔内で温められた状態が続くと腫瘍化することがあります。
ヘルニアの手術前に開腹で切除しました。
左側が正常な睾丸、右が大きく増殖(6×9p)した腫瘍です。
●今後
兎にも角にも腫瘍が出来たということは、酸化と免疫の低下が存在します。腫瘍を取り去れば終わりではなく、これからが新たなスタートになります、もちろん活性酸素を大量発生し著しい酸化をまねく抗癌剤は使用しません。
酸化の詳細原因、糖質過多の状況、松果体、視床下部などの間脳障害を調べその元の元の改善に努力しなければなりません。その改善がなされた時点で免疫が正常に復し初めて安心して暮らせるようになるのです。
食事の重要性も忘れてはなりません、まさに「食は血となり肉」となる元であり、本来遺伝子的に食べるべきもの、個々の現在の体質(陰、陽、湿、乾、虚、実)を精査してアドバイスしています。
関連タグ :
ラグビーワールドカップ 日本大会 [News]
●応援し続け早40年
ラグビーワールドカップが日本で開催されています。
中学からラグビーを始めて、それ以降「日本代表」を応援し続けています。
今回は一生に一度の日本開催です。
そして、過去最強に成長した日本代表の活躍に心躍ります。
●行ってきました!
試合日程が仕事と折り合いがつかず、日本代表の応援にはいけませんが、一生に一度の機会となりそうなので、生のニュージーランドオールブラックの息遣いを感じたく午後から休みをいただき大分ドームへ行ってきました!
対戦相手はカナダ、格下ですが贅沢は言えませんし、何といっても世界大会です。
まずは、オールブラックスの恒例のハカから始まり会場全体3万5千人が盛り上がりました。カナダの奮闘空しく大差となりましたが、コンタクトプレーではそれほど力の差は感じませんでした。さりげなくスムースに点が重なるので、気が付けば大差になっていた感じです。
●湯布院 奥の郷
翌日は10年ぶりの大分の温泉巡りを行いました。
湯布院インターを降りてから、湯布院岳を登り細い道をひたすら15分、
山奥の山村にある奥の郷温泉に到着。
お休みでしたが「来るなら開けてあげるよ!」と嬉しい返答、
「昼からでかけるから早く来てね!」と。
急ぎホテルを飛び出て現地へ向かったのでした。
お休みでしたので1人貸切。内湯と露天風呂を交互に頂きながら1時間30分堪能させていただきました。「誰もおらんから女湯、男湯好きな方へどうぞ、帰る時に電話してちょうだい!」とやさしい。
ここのお湯は濁り湯番付1番のようで、成分はメイタケ酸、その色は青みがかりとても綺麗で幻想的です。
「末永く続けてください、又来ます!」と言うと
「いつまでできるかの〜?」
実は、オーナーは、80歳には見えない背筋の伸びたおばあちゃん、この元気さはお湯の御蔭かもしれません。まだまだいけそうなきがしますが宿とお風呂の管理は重労働です。残念ながら息子さんは後を継がないそうなのです。
おばあちゃんの健康を心から祈り、そして、近いうちにまたお邪魔しようと決意しました。
●塚原温泉 火口乃泉
知る人ぞ知る最強の酸性湯、塚原温泉です。
今回は、初めての筌ノ口温泉をレポートする予定でしたが、電車の時間がなくこちらに変更しました。
先客の地元のおじさんに挨拶を交わし、いつもの情報入手活動に入ります。個々の温泉でお会いする地元の方々は口を揃えて「ここの湯が一番良い〜!」と言われます。
私も塚原の湯が好きで、自身の温泉ベスト3に入ります。
こだわりの一つが、床が木材でなければならないことです。湯舟をでたり入ったりを繰り返すためには必須条件となります。「青森の蔦温泉も木材だったな〜。」
ちなみに先客のおじさんは「2時間ぐらいは入とるかな〜」と仰っていました。
電車の時間があるので、1時間ほど滞在し帰り道をお聞きすると、他のお客さんが「そのインター入り口は、地元の人にしかわからんな〜!?」と。すると、先客のおじさんが「わしはもう3時間も入っとるから、そこまで先導してやるよ」と。
ラグビーと大分の人々の優しさに感動した貴重な短い旅でした、感謝。