News
若齢犬の骨折 [News]
●ヴォル プーチー 4ヵ月 1.6s
骨折例を他院よりご紹介いただきました。
転送いただいたレントゲン写真では明らかに前肢(橈骨、尺骨)の骨折です。
手術法は以下からの選択になります。
@プレート固定
A創外固定
Bギブス固定
1本の骨折であれば、年齢的にギブス固定を選択しますが、
2本折れているので@およびAになります。
しかし、遠位部骨折でないこと、
骨幅がが3mm以下で
ネジおよびピンの穴により2次骨折を警戒して敢えてギブス固定を選択しました。
●2週間後
ギブスのズレも無く、肢軸もまあまあ、
既に尺骨(下の骨)は融合していました。
肘の角度を変え、ギブスを軽いものに変更しました。
2週間後にはギブスを外す予定です。
●4週間後
無事にギブスが外れました。
後は徐々にリハビリしながら、固まった関節をほぐします。
ハリネズミのアレルギー [News]
●ハリネズミのハリー 3ヵ月 ♀
「3日前から急に痒がりだした!」主訴で来院されました。
家族となって間もないため余り馴れていません。
警戒して「ふーふー」と威嚇しながら丸まるので、
なかなか観察、診察できません。
少しリラックスして解放したところで、
両頬の部分が赤くなり炎症が発生していることが分かりましtた。
詳細はバイオレゾナンス(生体共鳴)測定を行いました。
*アレルギー
*電磁波(高周波)障害
*水と食事の汚染
*細菌感染 (-)
*皮膚疥癬(-)
●対策と治療
上記の結果から以下の対策を行いました。
*食事の変更(ヤギミルクはOK)
*電磁波対策
*食事と水の毒性中和
アレルギーは、増悪因子である
化学物質、重金属、ホルモン剤、電磁波などによる酸化
が重なって症状が発現します。
食事と水汚染、小屋および室内の環境改善を行うことも大切になります。
今回は投薬は特に行いません。
かゆみ止めにステロイドなどを処方することはありません。
ステロイドは、一時期には痒みの抑制をして治ったかのように見えますが、その後ステロイドが過酸化脂質化して再び炎症を発生し痒みの再発が起ります。
「お茶濁し」の対症療法ではなく元の元を見つけて根本治療を行うことが
我々医療従事者の本道であります。
犬の突発性血小板減少症 [News]
●ねね プードル ♀ 13歳
「口から血が出ている、他の子に咬まれたかもしれない!?」主訴で
来院されました。
他の症状は食欲、元気なし。
昨晩から動かず寝ている、ベットに血が付いているでした。
●身体検査
口腔内からの出血、そして、皮下の出血(黄色⇒)が各所にありました。
●血液検査1
血液検査を併せて行うと
急性炎症、*血小板減少(<1万)の著しい異常が見つかりました。
他の数値は特に異常なし。
*血小板正常値 約20万
バイオレゾナンス(生体共鳴)による測定では
*凝固系異常
*細胞外マトリックス異常
*心臓(僧帽弁閉鎖不全症)異常
*炭水化物代謝障害 など
上記から総合的に突発性血小板減少症と仮診断し薬膳の処方を開始しました。
●血液検査2
8日後に来院いただき血液検査を行いました。
初診時の1万以下の血小板数は8万に上昇していました。
口腔内の出血および皮下の出血は止まり改善されていました。
食欲、元気も回復しました。
●今後
今後は正常値に血小板が復するまで観察をおこないます。
当院では、突発性(=原因不明)であってもステロイドを使用することはありません、ステロイドは免疫抑制効果により炎症を抑制する効果がありますが、反面、活性酸素を発生し再び炎症を招きます。
当院では、薬、薬膳の効果、副作用は全てバイオレゾナンス測定後に安全に処方しています。