広島県呉市「石崎動物病院」

動物に優しく思いやりのある診療をモットーに

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薬膳の変更について [News]

●薬膳の変更について
ときどき飼い主さんから「薬がよく変わる」とご指摘をうけることがあります。

今回はその理由を説明したいと思います。
身体には電気が流れ常に一定量ではなく天びんに例えればプラスとマイナスが
左右に傾き揺れ動きながら変化しています。
実は、「病は気から」の「気」は「電気の気」
そして、病気は「電気の通電障害」なのです。

日々の環境(風、湿度、温度、食事、内外ストレスなど)により常に
(+)(-)で動き続けているのが生命体の特徴であり
東洋医学ではその状況を「陰、陽、中庸」に分類し中医診断の
重要な一部になります。

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●陰陽と病気の成り立ち
陰は(-)、陽は(+)、中庸は(+/-)とされ、周辺環境の(+)と(-)電気の影響で体は様々に変化します。

簡単に例えれば
@馬肉は(-)鶏肉は(+)
身体が冷えていれば鶏肉、熱をもてば馬肉を食すべきです。

Aグラム陽性菌(+)グラム陰性菌(-)寄生虫(+)
グラム陽性菌と寄生虫には陰の薬剤を、陰性菌には陽の薬剤を

B一般的に夏(+)にリンゴ(+)を食べない、冬(-)にスイカ(-)を食べない。

C捻挫をした際には、馬肉(-)を用いて患部の炎症(+)を取り去る。

D血管内皮細胞は(-)赤血球(-)。
上記の関係は動脈硬化の成り立ちで説明がつきます。
酸化ストレスにさらされたLDLコレステロールが(+)に変化し、(-)に帯電している血管内皮細胞に引き寄せられて張り付きます。
そして、その内皮細胞の下にもぐり込んだ酸化コレステロールをお掃除係のマクロファージ(-)が集結し、バクバクと酸化コレステロールを食べまくります。お腹いっぱいに膨れ上がったマクロファージが集って膨らみ血管内腔の狭窄が始まります。
さらに膨れ上がった隙間から飛び出したマクロファージに血小板(-)がまとわりついて塊(血栓)を形成します。
やがて、その塊が飛んで末梢に詰まると脳梗塞、心筋梗塞が出来上がります。

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●体の電極は常に変化する
飼い主さんが気づくほどに動物の症状が出た頃には、身体を天びんに例えるとそのバランスは既に大きく傾いた状況にあります。
健康であることは、左右のバランスが取れた安定した真ん中である中庸(+/-)のポジションであることを言います。

私がしきりに未病での治療をお勧めする理由は、
外見からは判断できない(+)(-)の傾いた変化を早期に見つけ出し
中庸(+/-)のバランスのとれた状態に戻すことにあります。

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軽度の傾きであれば元の中庸に戻すことはたやすいのですが、病気と言う大きく傾斜した状態では元に戻すことは容易ではありません、
特に何年も時間をかけて作り上げた完成作品は時として元に戻すことができない場合があります。さらには、長期に薬を併用していると細胞膜のレセプターが目詰まりを起こし電動障害を強く起こし薬膳の効きが悪い状況に陥ってしまっています。

「バイオレゾナンス(生体共鳴)測定で未病を発見しょう!」
生体共鳴測定を行うと未病を察知できます。眼に見えない部分の測定を行うので半信半疑で戸惑いますが、私がドイツ振動医学推進協会認定セラピスの資格を取得し本格的に生体共鳴測定を始めて6年にもなると当たり前に受け入れてくださる飼い主さんが増えてきました(喜)。
そして、その結果も出ています。

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●毎回の体の状態に合わせて処方するのが正しい
前回処方した薬膳が測定結果によっては数日後に変更される、
あるいは、前回と同じ処方が継続することもあります。
流動的な体の状態が存在する故に前回と同じこともあれば、
異なることもあるのは当然です。
漫然と同じ薬膳が続く方がおかしい訳です。

周辺の環境要因により先週と今週、昨日と今日の状態は一様ではなく常に流れ動き変化しています。治療目標は、できるだけ真ん中のポジションである中庸(+/-)に寄せた安定状態に戻すことにあります。
その都度の測定にお時間を頂くこと
ご理解ご了承ください。

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犬の皮膚型リンパ腫 [News]

●クロエ イタリアングレーハウンド ♀ 14歳
「足にできものが出来た!」と来院されました。

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患部に針を刺して細胞診を提出して病理専門医の意見を仰ぎました。
結果は「円形細胞腫瘍、異形成は軽度だがリンパ腫※が疑われる」でした。

※リンパ腫とは?
リンパ球が悪性腫瘍化することを言います。
犬の腫瘍の中では発生率が高く、腫瘍全体の7〜24%を占めています。

発生部位により
@多中心型A縦隔型B消化器型C節外型D皮膚型の5種に分類され、
その80%以上が多中心型で消化器、節外、縦隔型の順になります。
今回のクロエちゃんは皮膚に発生する皮膚型リンパ腫を疑いました。

●皮膚型リンパ腫
病理検査は行っていませんが、細胞診診断と周波数測定より
「リンパ腫」と診断しました。

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●1か月後
「腫瘤が少し大きくなり時折足を挙上していたのが、足をつかなくなった。」と
残念な報告を受けました。
そして、その後に一部の皮膚が破れて出血が見られるようになりました。
付属リンパ節は2p程に腫れています。

再び周波数測定を行いました。
*リンパ腫×
*病原性大腸菌×
*トリコスポロン属クタネウム(カビ)×
*肝臓障害×
*サイトカイン分泌×
*核、リボソーム障害×

評価:×重度 △軽度 〇正常

●経過(2カ月後)
薬膳2カ月後の状態です。

皮膚の腫瘤は破れ一時期出血が激しくなりましたが、
2か月後の現在、ほぼ綺麗な状態になりました。
腫瘤に随伴して腫れていた膝のリンパ節もほぼ正常な大きさになりつつあります。
また、ほとんど挙上していた足も常時着地できるようになりました。
諦めていた飼い主さんも気持ちを取り戻し笑顔が見られようになり
嬉しく思います。

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完治までもう少しの辛抱です。
頑張りましょう!

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笑顔のクロエちゃん!


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腸漏れによる犬の細菌性肝炎 [News]

●ミツオ 12歳 ♂ ビーグル
「突然食欲が無くなる」主訴で来院されました。
体温39度2分(平温38度5分)、元気、食欲なし。

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身体検査、血液検査、周波数測定を行いました。

●血液検査

@貧血
A肝機能障害
B副腎皮質機能亢進症の可能性
C急性炎症

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●周波数測定
*椎間板×
*炭水化物障害×
*アレルギー×
*肝臓×
*副腎皮質機能亢進症×
*トロンボシスチンン(凝固系)×
*大腸菌(細菌)×
*トリコスポロン属クタネウム(カビ)

●治療
突発なこと、急性炎症の数値が跳ね上がっていること、黄疸が発生していることなどから大腸に繁殖したカビから腸漏れが発生し、大腸菌が肝臓へ侵入し感染が発生したと判断し薬膳を処方しました。以前は腹腔鏡を用いて肝臓の一部を採取し培養した時代もありましたが思った程の結果は得らませんでした、現在は周波数測定により判断しています。

7日後の診察では、食欲がでてきて調子が良くなりました。
14日後、食欲元気共に正常に復しました。
カビ治療はつづきますが、ひとまず危機は乗り切りました。

●カビ繁殖の問題点
@抗生物質の使用
抗生剤(特に経口薬)を安易に処方されると腸内細菌が減少する。その隙に腸に存在する僅かなカビが増殖し勢力図が変化してしまいます。その後はカビに支配される関係が続く。

A小麦の摂取
小麦に含まれるグルテン、および遺伝子組み換え小麦の異物反応により免疫細胞が出動しサイトカインを分泌する。そして腸に炎症が発生し上記と同じ腸漏れが起こる。牛乳に含まれるカゼインも消化しにくいので与えない。

B毒物摂取
化学物質、農薬、上記の遺伝子組み換え食品、ホルモン剤を含む食材は、腸の炎症を招き腸漏れの原因となる。

つまり、特例を除き抗生剤を使用しない、小麦、毒物の入っていない食事を選択することが病気の元の元の発生予防に繋がります!


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