広島県呉市「石崎動物病院」

動物に優しく思いやりのある診療をモットーに

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今年は、世界中で猛暑だそうです。
毎年熱中症で亡くなるワンちゃんが必ず出ますが、くれぐれも熱いアスファルトの上を歩かしたり、昼の海に連れて行ったりしないようご注意ください。彼らは「高級毛皮を脱ぐことができない!」と認識ください。
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●呉本院         ●大柿分院
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根尖部膿瘍とエナメル修復 [News]

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●1ヶ月月前に他にて歯石を除去されたそうです。最近「顔が腫れてきた・・・・。」と来院されました。上の第4前臼歯の歯石を除去すると、歯髄(歯の根)が変色して露出しているのを発見しました。

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●レントゲン撮影
念のために、レントゲン写真を撮影しました。第4前臼歯の近心側の根元に黒く見えるのが膿瘍です。

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●抜歯
飼い主さんと相談して原因の歯を抜歯することにしました。第4前臼歯は、根が3本あるので抜歯が難しいのですが、まず、メスで靱帯を切断し、歯肉を綺麗に剥がして、ドリルで歯の周囲を削って、真ん中で切断してから除去します。

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●抜歯後
目の上の腫れていた部分から確認の為にステンレスバーを挿入しました。レントゲン写真と合わせて膿瘍の発生していた部分が一致していることが確認できます。

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●エナメル修復
反対側の同じ第4前臼歯も露髄はありませんでしたが、エナメルの欠損が生じていました。洗浄、消毒後、修復を行いました。人間の歯科でもおなじみの光で硬化する樹脂を装着します。

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●修復後
エナメルとは、歯の外側を覆う固い組織です。
その剥がれ落ちていたエナメルの修復が完了したところです。周辺のエナメルとそれほど色の違いがないと思いますが、どうですか?


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猫の拡張型心筋症と口内炎 [News]

●主訴
他にて口内炎で定期的に注射をうってもらっていたそうです。しかし、最近、注射の効果が薄れ、ご飯をほとんど食べなくなったという主訴で来られました。

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●レントゲン撮影と超音波検査
確かに下顎の左右に大きな潰瘍と歯石が見られました。全抜歯をお勧めする状況ではなく、潰瘍の治療を行えば良いと判断しました。しかし、口内炎の処置とはいえ、15歳での麻酔ですので、この年齢であれば強制的に胸部のレントゲン撮影をさせていただきます。あれれ、レントゲンをみると肥大型心筋症思わせる特徴的なバレンタインハート型をしています。レントゲンでの異常が見つかったので、引き続き超音波検査をさせていただきました。

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大きく左右に広がった心臓。また、胸水も認められました。

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●超音波検査
レントゲン検査で想像していた肥大型心筋症ではなく、著しく左右の心臓が拡張した拡張型心筋症と思われました。さらに、左右の弁では著しい逆流見られました。
心筋症とは、大きく分類して、心臓の壁が厚くなる肥大型心筋症と逆に薄くなる拡張型心筋症があります。猫ちゃんでは、肥大型心筋症が多く発生します。

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●口内炎治療と食道カテーテル装着
強心剤を点滴し、軽い麻酔を施しました。大急ぎで口腔内の潰瘍を炭酸ガスレーザーで除去しました。次に食欲が無いことと、急ぎ心臓薬を開始する必要があるので、食道にカテーテルを装着しました。この間、約10分間。心臓が余りに悪いので、スタッフ一同気が抜けない緊張の一瞬でした。

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●今後と注意事項
明日より食道カテーテルから心臓薬を開始し、落ち着いたところで、再び口腔内クリーニングができれば理想ですが・・・・際どい心臓ですから、どこまで頑張れるか心配です。再び飼い主さんと楽しい日々が少しでも取り戻せるようにスタッフ一同頑張ります!

高齢とは言え、徐々に体重が減少してくるのは異常です。高齢であればあるほど、どこかに異常が隠されています。初めは見つけられないかもしれませんが、定期的に観察、検査させていただくことで、発見できる機会が増します。どうぞ、めんどくさがらず、食欲があっても痩せてきたら病院へ足を運んでください。


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肛門周囲腺腫2 [News]

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●肛門周囲腺腫とは?
肛門周囲腺腫の記事は過去にありますが、この度のケースはかなり大きなものでした。この腫瘍は、♂を主体に発生する腫瘍で、雄性ホルモンが関与しているために去勢を同時に行うことで、発生を予防します。しかし、悪性の腺癌であれば去勢の効果はありません。

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●手術
見た目以上に深さがありました。また、腫瘍周囲の健康組織も含めて切除する必要があるので、かなり大きな切除範囲になります。腺癌を想定して超音波検査で骨盤の下にある腸骨下リンパ節を観察し、転移の有無を観察します。

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●巨大な腫瘍
肛門の50%を占める大きな腫瘍でした。よって、肛門の閉まりを司る括約筋も同じく切除する必要があす。しかし、術後の副作用である垂れ流しを心配しました。しかし、術後の排便は順調で安心でしたが、一方で坐骨神経障害が出現しました。手術中は、十分に注意しながら進めましたが、ダメージが出たことは事実です。しかし、その障害も約1カ月で正常に復し、依然と変わらない状態に復帰しました。病理検査結果も、完全切除で良性の腺腫との報告でした。めでたし、めでたし!さて、次の段階は、病気にならない体作りです。


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