広島県呉市「石崎動物病院」

動物に優しく思いやりのある診療をモットーに

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2008年09月04日(木)

様子を見すぎた?ビックな肛門周囲腺腫! [News]

肛門部分しか写っていませんが、シーズーのチャッピー、15歳、オスです。
2年前に小さなシコリを発見したそうです。年齢的高齢であることから、様子を見続け、ついに、こんなに大きくなってしまいました。

病理検査後の診断名は、肛門周囲腺腫でした。
この病気は、雄のホルモンが関与してし、肛門の周囲に発生する腫瘍です。
悪性の肛門周囲腺癌では、骨盤のリンパ節へ転移することもしばしばで、大がかりな手術になることもあります。

手術は凍結手術を行いました。
現在、腫瘍がほとんど消失し、飼い主さんも、チャッピーちゃんもハッピーです。
今後、もう少し治療は続きます。

いつも、皆様に繰り返しますが、腫瘍は、自己免疫力が低下して発生します。
ですから、年寄りに多くて当然の病気です、「年だから」と諦めず、小さな異常を発見したら、速やかにご来院ください。

多くの飼い主さんの心配は、年寄りなのに麻酔をかけて大丈夫?ととてもご心配されますが、手術前に身体検査、血液一般、生化学検査、胸部レントゲン検査(超音波検査)を行し、麻酔に耐えうる状態を確認して行いますので、ご安心ください。

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肛門左側に大きく盛り上がった腫瘍。
便は出ていますが、これ以上大きくなると、排便障害を起こすこともあります。

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1回目の凍結手術後、2週間目です。
ほとんど腫瘍は消失しています。

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3週間目です。
一周り、小さくなりました。

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4週間目です。

11時09分


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