広島県呉市「石崎動物病院」

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2010年10月04日(月)

唾液腺切除 [News]

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●チャイ♂8歳トイプー
耳の下に大きく膨らんでいるのが閉塞を起こした唾液腺です。1月から腫れたり、引いたりを繰り返していましたが、麻酔に不安がある心配性の飼い主さんは、手術を躊躇していました。ついに、決心がついたところ、手術間際に自己免疫性溶血性貧血になってしまい延期を余儀なくされました。
今回、貧血から回復し、ようやく重い腰が上がり晴れて手術となりました。

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●唾液腺切除
唾液腺を周囲の組織から分離、縫合して切除します。首の周辺は、大切な神経、血管が位置しているので慎重に進めなければなりません。時間経過が長いため、剥離に時間を要しました。

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●歯石除去前
以前から、歯石除去をお勧めしていましたが、この度、唾液腺除去と一緒にして欲しいとの依頼により行いました。人間の世界であれば、一緒にすることは先ずありませんが、我々は、歯石除去も麻酔をかけなければならないので、しばしば一緒にさえて戴くことがあります。

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●歯石除去後
歯石が堆積していた割には、歯ぐきが下がることもなく、歯周ポケットも正常範囲でした。これで、頬ずりすると爽やかな香りがすることでしょう。これからは、食事管理と歯磨と定期チェックで輝く歯を維持していきましょう!

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●術後7日目
3日目にかなりの浮腫とともに皮下出血を生じました。4日目に排液チューブを抜き、7日目には腫れと出血が治まりました。飼い主さんも、当初は「痛々しくて手術するんじゃなかった」と心配された様ですが、後は抜糸を待つのみとなりました。御心配をおかけしましたが、数日後に終了です。ご苦労様でした。


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17時18分


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