広島県呉市「石崎動物病院」

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2011年08月05日(金)

毎年定番の蛆の皮膚炎 [News]

幸太郎 W.コーギー ♂ 6歳

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●随分と疲れた顔をしています。久しぶりに幸太郎を見ましたが、すっかり衰弱していました。脱水がで動けなくなっていたようです。

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●腫れ上がったお尻
冬毛が残ったところに尿がしみ込んでしまったようです。そこにハエが産卵して、たくさんの蛆が発生してしまいました。肛門周囲は、本人の口が届かないところですので、余計に進行してしまったようです。

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●蛆の穿孔創
小さく見える穴は、蛆により開けられたものです。蛆が皮膚組織を食べながら穴を掘り進むので、痛みは相当のものです。肛門からも沢山の蛆が発見されました。

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●蛆の寄生
確保した蛆は、約300匹!夏場になり、特に寝たきりの犬には、蛆が湧くことがしばしばあります。毛をかき分けて観察し、尿が付着した場所は綺麗に洗い流し、毛を短く刈り取り管理してください。

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●すやすやと・・。
処置後は、痛みがなくなり、いままで寝ることができなかったのでしょうか、「すやすや」と寝入ってしまいました。
蛆の皮膚病は熱射病と並んで夏の定番ですが、老齢犬で泌尿器に問題がある場合には、特に注意が必要です。ボケて泣き叫んでいると思っていたら、実は蛆が湧いていたというケースもよくあります。
夏場は、特に衛生管理に気をつけましょう!

14時04分


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