広島県呉市「石崎動物病院」

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何者に咬まれたのか??? [News]

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●日本猫♀チーコ12歳
1ヶ月前から、家の中(室内)に狸でも狐でもない動物がウロウロしていたそうです。

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治癒しない1カ月後

●穴ぼこだらけ
そんな中、その者か、あるいは他の者にやられたのか、手の甲が穴ぼこだらけになり、いつまでたっても治らなくなってしまったそうです。

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●排液チューブ装着
裏と表を合わせると12カ所ほど穴が開いていました。猫の喧嘩にしては、細かすぎる穴の開き方です。1ヶ月も経つというのに手の甲は、変色し壊死しそうな状況です。

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●足の裏側
裏に一本。全部で5本の排液チューブを装着しました。甲の状態が心配です。

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●順調
排液により思ったより順調な経過をたどりました。この写真は2週間後です。現在も、その何者?の室内での目撃情報があり、ウロウロしているそうです。くれぐれも気をつけてくださいね。とりあえず、完治オメデトウございます!それにしてもその正体は何でしょうか???

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腹側の大きな腫瘍 [News]

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●ゆめゴールデン 15歳
3年前から脇腹に何かできていたそうです。様子を見ていたらあまにに大きくなったので、他で診察を受けたら、大きすぎるので全部取りきれるかどうか分からないと言われ、不安になり来院されました。

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●確かに
確かに大きな腫瘤です。そして、最近急に大きくなってきたと言われます。15歳という年齢故に飼い主さんと、何度か話し合いました。そして、リスクにご理解いただき、手術に向けての準備が始まりました。

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●レントゲン写真
手術前の検査として胸部のレントゲンを撮影します。レントゲン写真を見ると2か所で骨折像がありました。「ひょっとして?」この肋骨から発生する骨肉腫、軟骨肉腫に由来しているのではないかという心配がよぎりました。飼い主さんは、一刻も早い手術を希望されていましたので、肋骨切除も考慮して、急ぎ関係機材を揃えました。

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●手術
術前検査の結果、この大きな腫瘍と肋骨の場所が多少ずれていることが分かりました。しかし、念のために肋骨部分も検査を行うことにしました。

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●摘出腫瘍
腫瘍は、筋肉の下に大きな塊で位置していました。幸い、周辺組織との接着はなく、割とスムーズに切除できました。

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●肋骨採取
気になっていた、2か所の肋骨の骨折部分から採取したものです。大きな腫瘤と関係なくとも、骨は骨で検査する必要があります。

●病理結果
7日後の病理結果は、血管周皮腫でした。この腫瘍は皮下組織に発生する悪性腫瘍で、発生部位は足に70%出現するといわています。幸い切除部位は完全に確保されていました。しかし、切除が完全でもこの腫瘍は、再発が1/3に認められると言います。よって、今後の充分な観察が必要とされます。
一方、肋骨の組織検査結果は、心配していた悪性所見は無く数か月前に骨折をした可能性が考えられました。大きな腫瘍の圧迫かもしれません?しかし、腫瘍でなく安心です。術後、何度か液体が患部に溜まりましたが、本日、14日目に無事に治療が終了しました。今後は、再発に注意し、定期的な検査に来ていただくことと、生き方を変えることをご指導したいと思います。


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根尖部膿瘍とエナメル修復 [News]

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●1ヶ月月前に他にて歯石を除去されたそうです。最近「顔が腫れてきた・・・・。」と来院されました。上の第4前臼歯の歯石を除去すると、歯髄(歯の根)が変色して露出しているのを発見しました。

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●レントゲン撮影
念のために、レントゲン写真を撮影しました。第4前臼歯の近心側の根元に黒く見えるのが膿瘍です。

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●抜歯
飼い主さんと相談して原因の歯を抜歯することにしました。第4前臼歯は、根が3本あるので抜歯が難しいのですが、まず、メスで靱帯を切断し、歯肉を綺麗に剥がして、ドリルで歯の周囲を削って、真ん中で切断してから除去します。

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●抜歯後
目の上の腫れていた部分から確認の為にステンレスバーを挿入しました。レントゲン写真と合わせて膿瘍の発生していた部分が一致していることが確認できます。

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●エナメル修復
反対側の同じ第4前臼歯も露髄はありませんでしたが、エナメルの欠損が生じていました。洗浄、消毒後、修復を行いました。人間の歯科でもおなじみの光で硬化する樹脂を装着します。

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●修復後
エナメルとは、歯の外側を覆う固い組織です。
その剥がれ落ちていたエナメルの修復が完了したところです。周辺のエナメルとそれほど色の違いがないと思いますが、どうですか?


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