広島県呉市「石崎動物病院」

動物に優しく思いやりのある診療をモットーに

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実習生感想文 [実習生感想文]

●宮崎大学 獣医学科5年 重村可南子

この度は実習を受け入れていただき、ありがとうございました。たった4日間の実習にもかかわらず、たくさんのことを教えていただき、またみなさんに優しくしていただいて終わってからもっと長く実習をお願いすればよかったと思うほどでした。

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はじめてということもあり緊張して臨んだ実習でしたが、現場の厳しさ、難しさ、楽しさを知り、また人とのコミュニケーション能力の重要性を改めて認識することができました。
今回の実習で学んだことを生かして、これから獣医師になるための勉強はもちろん、人と話すことや今しかできないことをしっかり勉強して、どのような獣医師になりたいかをしっかり考えていきたいと思います。
最後になりましたが、院長先生、獣医師の先生方、動物看護師さんの方々、本当にありがとうございました。
                                


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角膜ジストロフィー [News]

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目の中央の白く丸い沈着

●白内障ですか?
目が白くなってきたと来院される方の一部に、この角膜ジストロフィーがあります。角膜ジストロフィーとは、角間の上皮と基底膜、角膜固有層、あるいは内皮に白い混濁がみられる場合を言います。このケースは上皮性で変性で遺伝性異常のために生じたと思われます。
コレステロール、トリグリセライドの濃度が高い場合には、問題としなければなりませんが、直接の原因にはならないといわれます。角膜変性は脂質、カルシュウムが沈着する病気でジストロフィーとは別の病気と考えます。

上記のとおり目が白いからと言って白内障ではありません。この度のジストロフィー、角膜変性、角膜浮腫、角膜潰瘍、核硬化症(老眼)などがありそれぞれ対応が異なるので鑑別が必要です。

●ジストロフィーの治療
治療は、角膜炎を伴わなければ、必要とされません。重症であれば、角膜表層切除も勧められます。重度の内皮ジストロフィーでは、角膜移植も考慮されます。


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輪ゴムは使用してはいけません! [News]

●化膿処置 ミキ 1歳 ♂
ミキちゃんのケースは、踵を咬まれて腫れ上がり、いつまでたっても治らないと来院されました。
関節部分の化膿でした。数か所咬まれてスペースが沢山できていたので、チューブを固定して排液を行いました。

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●自宅治療の副作用
排液を吸収するため、傷を保護するためにバンテージを行いますが、舐めたり、振ったりすればそのバンテージが取れてしまうことがあります。

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もし、自宅で取れてしまった場合には、同じ様に被っていただくことは良いのですが、伸縮包帯でしめたり、今回の様に輪ゴムで止めては絶対にいけません!飼い主さんは、ズレの防止として膝下を輪ゴムで止めていたために、3倍にも腫れ上がってしまったのです。下の反対側の健康肢と比較すると腫れの程度が分かります。

幸い著しい浮腫で来院されましたが、長期に放置すると壊死して断脚しなければいけない状況に陥ってしまうこともあります。くれぐれも自宅での治療には気を付けましょう!


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